新人の悩みに先輩がピンポイントでエール!

山崎まさよし「まだ練習してます」

2016.02.29 MON


やまざき・まさよし 1971年滋賀県生まれ。95年「月明かりに照らされて」でデビュー。97年主演映画『月とキャベツ』が、主題歌とともにヒット。3月5日公開の『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』のための新曲「空へ」は飛翔感をテーマに、美しいストリングスで奏でる前向きな曲。 林 和也=撮影 三原結花/M-FLAGS=ヘアメイク 宮﨑まどか=スタイリング 衣装協力:M(問:M daikanyama 03-5728-6600)
「22歳は、無限の可能性!練習次第でいくらでも上を目指せる」

このたび『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』の主題歌を作った。ミディアムテンポで耳に残る、希望に満ちた美しい曲だ。聞けば、長編アニメーション映画の主題歌を手がけるのは初めて。単身上京して23年。今も発見と学びの日々だという。まずは新しい“挑戦”の話から。

■もしタイムマシンがあったら?僕は戻りたいとは思わない

対象年齢はある程度考えましたね。でもお子さんの隣には大人もいるから、目線は下げていません。「サヨナラの陰に痛みを知る」なんて歌詞があるくらいだし(笑)。「この意味はなに?」って親子で会話できたらいいなって。劇中のシナリオに沿って、のび太の自立を“巣立ち”に重ねました。今回の映画はタイムマシンがキーになっていますけど、自分だったら…過去に戻りたいとは思わないかな。若いなりに一生懸命だったわけですから、やり直そうとは思いませんね。

■若いころから練習は欠かさない。でも上達は、実感しなくてもいい

社会に出た当時は、上京してバイトをしていましたね。焦りはありませんでした。22歳なんて、周りを見渡しても焦る比較対象なんてないでしょう。逆に僕の方が目標に具体性があった。のんびりしていましたが、毎日何かしら曲を作っていましたし、公園でギターの練習をしていた。今でも毎日ギターの練習は続けているんですが、それによって「うまくなったな」とか「力が付いたな」とは思わなくていい。そればかりは積み重ねですからね。毎日トレーニングして体力が向上しても、それを実感することってなかなかないでしょう?

■限界値は定めない!可能性は無限なのだから

でも、続けてきてよかったと思いますね。僕の仕事は、自分のギターと声があればある程度パッケージが作れる仕事でコスパが高いから、納品に便利(笑)。というのは冗談ですが、往生際の悪さは変わらず。「俺まだスキル上がるんちゃうか?」みたいな希望や野望を持っていますもん。限界値を定めるのはイヤですね。今から走りでウサイン・ボルトには敵いませんが、音楽なら練習次第でもっと高みを目指せるかもしれない。積み重ねがそんな自信を生むんです。自分の可能性を信じて、何でもとことんやってみることです。22歳なんてうらやましいですよ。可能性だけでいうと無敵ですから。
(吉州正行)

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