「ストーリーやキャラ」は原作設定を死守すべき?

マンガ実写化「これはNG」ランキング

2016.04.13 WED

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映画化される際に、漫画の原作者が「全くの別物」「新しい世界観で楽しめた」とコメントするケースも多々ある。観る方もそう思うしかないのかもしれない? 画像協力:PIXTA
今年のゴールデンウィークも『アイアムアヒーロー』『ちはやふる』『テラフォーマーズ』など、マンガのビッグタイトルの映画化作品がズラリと並ぶ。そこで毎度のように話題にのぼるのが、クオリティだ。映像化されるだけの熱烈なファンがいるとあって、「原作に忠実か」など、再現性に厳しい視線が注がれがち。そこで、20~30代の社会人男性200人に「マンガが実写化される際にガッカリしがちなポイント」について調査してみた。

〈マンガの実写化ガッカリポイントTOP10〉
(3位まで回答。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptで集計。R25調べ、協力/アイリサーチ)
1位 設定やストーリーが変えられている 197pt
2位 ストーリーが端折られすぎている 181pt
3位 役者がキャライメージと異なる 168pt
4位 声のイメージがあわない 147pt
5位 CGを使ったシーンが安っぽい 84pt
6位 話題性で選ばれたとしか思えない配役 74pt
7位 マンガならではの髪型、色の再現に無理がある 69pt
8位 アクションシーンに迫力がない 53pt
9位 原作に無いキャラが追加されている 48pt
10位 原作で大事だったキャラが登場しない 46pt

ストーリーの改変、簡略化など、まさに「話が違う!」という点にガッカリさせられることが多い様子。ネット界隈では「話題性で選ばれたとしか思えない配役」がよく批判のやり玉に挙げられるものの、今回の調査ではそれよりも「原作(イメージ)とのギャップ」に関するポイントが上位を占める結果に…。

そこで、それぞれの項目を選んだ回答者が過去もっともガッカリした作品と、その理由を見てみよう。

●1位 設定やストーリーが変えられている
「こち亀。無理矢理な人情ストーリーが多すぎた」(28歳)
「地獄先生ぬーべー。小学校が高校になっていたから」(36歳)
「るろうに剣心。ストーリーが変わりすぎ」(35歳)
「(ハリウッド版)ドラゴンボール。全然原作と違う世界観を舞台にしている」(32歳)
「ガンツ。最終的に原作とは別物すぎて、途中から見るのがしんどくなった。知らない人からしたらそんなものかもしれないが、マンガを知っている人からするとどうかなと思った」(32歳)

●2位 ストーリーが端折られすぎている
「タッチ。内容がスカスカだった」(38歳)
「ごくせん。組の弁護士など、役が減らされていた」(35歳)
「GTO。事細かには覚えていないが、マンガを読んでからだとだいぶ見劣りした印象がのこっている」(26歳)

●3位 役者がキャライメージと異なる
「ドラゴンボール。無理がありすぎ」(36歳)
「こち亀。両さんがでかすぎる」(25歳)

●4位 話題性で選ばれたとしか思えない配役
「進撃の巨人。オリジナル化されすぎている」(32歳)
「ルパン三世。キャストがまったくイメージと合わない」(24歳)

●7位 マンガならではの髪型、色の再現に無理がある
「セーラームーン。日本人には無理」(23歳)

原作を知る人の視点からすれば、マンガの映画化に求める一番の要素は「原作そのものかどうか」であるようだ。原作に敬意を払いつつ、実写化ならではの面白さを期待したいが、実写化には制約が付きもの。人気次第で長く続けられることが多い原作に比べて、放映期間や上映時間という制限のある実写では、ある程度の簡略化は仕方のないところもある。気持ちはわかるが、「これはこれ」くらいのおおらかな心で楽しむのがいいのかも?
(吉々是良)

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