昨今の学校問題を危惧し、熱い実話再び

本物の泣き虫先生も太鼓判!映画版『スクール・ウォーズ』

2004.08.26 THU

不良だらけだった伏見工高ラグビー部と、ラグビー元全日本代表の熱血教師“泣き虫先生”こと山口良治氏との再生の実話を基に描かれた『スクール・ウォーズ』が、映画になってよみがえった!

80年代に放映され、「イソップ~!!」のかけ声が流行したテレビ版は、山口総監督を一躍、時の人に仕立て上げた。しかし、ご自身の教育やラグビーへの思いに誤解を与えてしまったテレビ版放映の経験から、山口総監督は当初映画化を渋っていたそう。しかし、そんな監督に映画化を決意させたのは、最近増えてきた学校問題だ。

「命を賭してやってくれるなら」(このセリフもかなり熱いです)という熱い約束での映画化だけに、監督・出演者の本気がムンムンの本作は、観たあと不思議と力がわいてくると前評判も上々だ。

74年、主人公の山上修治は校内暴力が吹き荒れる伏見第一工業に体育教師として赴任する。毎日が戦場と化した高校で、ツッパリ生徒たちに拒まれても、拒まれても愛情を注ぐ山上に、生徒たちはついにラグビーを通じて心を開いていくという熱血スポコン物語。

まず、実業団のコーチに内定していた山上が、無名の高校のラグビー部コーチとして赴任することを決意したのが、校長先生にバイクで嫌がらせをしている生徒たちに遭遇したからという理由からして熱い。(内心、財布の中身を気にしながら)自腹でお好み焼きをご馳走し、貧しい生徒にさりげなく妻のお手製の弁当を差し入れるベタさ加減に嫌味がないのは、実話の持つ説得感が大きい。公開前に行われた試写会でも、上映前半から涙をすする者多数、上映後しばらく席を立たずに静かに感動を味わっているとみられる男性数名の姿を発見することができた。

人間関係が希薄な今だからこそ、逆にベタなエピソードが胸に深く刺さるのかも。純愛映画の次はスポコン映画で泣いてみるのはいかが?

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト