日本企業がメジャーの広告を買い占めた?

CGを使った最先端のバーチャル広告に気づいた?

2004.11.05 FRI

7月にテキサスで開催されたメジャーリーグのオールスターゲーム。それから、先日終わったプレーオフ。これらを中継で見ていた人は、バックネット下の広告を見て、驚いたに違いない。というのも、テレビ中継で最も目立つその場所に、日本企業の広告が入っていたからだ。しかも、日本語でデカデカと。

野球はアメリカの国技だっていわれているし、日本企業が買い占めちゃって大丈夫なの? アメリカ人は怒ってない? アメリカ人が読めない日本語を使った広告で問題ないの? 中継を見てない人でもそんなふうに心配しちゃいますよね。でも、全然問題ないんです。ていうか、そもそもアメリカ人はそんなことになっていることすら知りません。

実はこの広告、CGを使ったバーチャル広告だったのだ。広告が貼られる実際の球場の壁は、無地。そして衛星を通じて映像が日本のテレビ局に配信される際に、あらかじめ用意しておいたCG画像をその部分にはめ込んでいる。そのため、日本企業の広告は、日本の視聴者しか見ていないのだ。

「こうしたCGを使った広告は日本ではまったく行われていません。アメリカでもメジャーリーグだけだと思います。しかも昨年導入されたばかりで、今年から本格的に使われるようになったまったく新しい広告なんです」と、ある広告関係者は語る。

メジャーリーグは、現在カナダや日本など世界各国で中継されている。特にオールスターやワールドシリーズなどは人気で、広告的価値も高い。そこでせっかくなら、各国ごとに広告の内容が変えられるCGにして、本来はひとつしかない広告スペースを、複数の企業に売ろうと考えたのだ。しかも、CGなら回によって広告主を変えることもできる。まさに世界中が注目するメジャーリーグならではの手法なのだ。

ちなみに、アメリカから送られてくる映像には、すでにCG処理がされていて、NHKといえども広告を消すことはできないらしいです…。

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