ハリウッドはネタ不足!?

ジャパニーズホラーがアメリカで大ヒットする理由は?

2004.12.02 THU

日本映画『呪怨』のハリウッドリメイク『ザ・グラッジ』がこの秋、興行収入で2週連続全米ナンバーワンを記録した。この『ザ・グラッジ』は製作費が10億円程度。これはハリウッドの映画としては、超々低予算だ。にもかかわらず、全ての映画の中でナンバー1を2週間も続けた。そんな訳で今、ハリウッドは大変な“ジャパニーズホラー”ブーム。きっかけは2002年のハリウッドリメイク版『ザ・リング』の1億ドルの大ヒット。そして今回の『呪怨』が続き、来月末には『仄暗い水の底から』が『ダーク・ウォーター』として公開される。今年10月に日本で封切られた『感染』と『予言』は、公開前に既にリメイク権が売れたほどだ。

どうしてそんなにハリウッドはジャパニーズホラーをリメイクしたがるのか。まず、低制作費でリスクが少ない。アメリカ人にとっては新鮮な「日本人特有の精神的な怖さ」があり、うまくいけば大ヒットも期待できる。そして、これが最も大きな理由なのだが、今ハリウッドはネタが枯渇している。そういえば、最近のハリウッド映画はシリーズものリメイクもののオンパレード。斬新な企画が不足している証拠だ。

最近、イギリスのロンドン王立大学の研究チームが“こう作れば怖い映画ができるという方程式”を発表。「(だんだんと大きくなって行く音楽+未知なこと+追跡シーン+罠にかけられる感覚)の二乗+ショック性+(現実+空想)2+(そのキャラクターの孤独性+暗闇+設定) キャラクターの数+血と内臓どれだけステレオタイプか=映画の怖さ」というものだ。この計算によれば過去最高のホラー映画は『シャイニング』だったとか。ハリウッドのプロデューサーのみなさん、参考にしてみてはいかが? ちなみに、この『ザ・グラッジ』は『THE JUON/呪怨』とタイトルを変えて日本でも公開になりますが、アメリカ版とはちょっと違うバージョンになるとのこと。公開は来年春。カミング・ス~ン!

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