低迷する野球人気に復興の兆し!?

名作から怪作まで…野球マンガ実写化ブーム到来!

2005.06.09 THU

かつて国民的スポーツと呼ばれ隆盛を極めた日本のプロ野球。その人気に陰りがでてきたといわれて久しくたつ。だが、昨年の球界再編問題をきっかけに開催が決まったセ・パ交流戦が好調。今、再び復興の兆しを見せているのはファンにとって嬉しい限りだ。

そんなプロ野球界にとって正念場ともいえる2005年! 野球マンガの実写化が相次いで予定されている。すでに放映を終了したTBS『H2』を始め、今夏には『アストロ球団』のTVドラマ化、『逆境ナイン』の映画化、そして今秋には名作『タッチ』が映画化される。

さて、コアなマンガファンであれば、ここまで読みすすめて、この4作品の傾向がハッキリと二分されていることにお気づきだろう。『タッチ』、『H2』はスポーツものに爽やかなラブコメテイストを加味し、80年代に確固とした地位を築いたあだち充の作品。かたや『アストロ球団』は、危険極まりない魔球、殺人技が乱れ飛び、試合中に切腹する者、廃人になる者まで現れる破天荒な原作。『逆境ナイン』もまた、物語冒頭から廃部を宣告されたり、決勝戦の最中、主人公が失神するなどの理不尽すぎる逆境を前に、ド熱いキャラが常識外れの奮闘をする熱血作だ。

図らずも両極端にベクトルがフレた今年の野球マンガ実写化企画だが、各宣伝担当はこの実写化の動きは「まったくの偶然」と口を揃える。しかし東宝『タッチ』の宣伝担当の「時期的に2006年はW杯でサッカーの盛り上がりが予測されるので、野球をやるなら今だ、と。それに実際、スタッフには野球ファンも多く、低迷気味の野球人気を盛り上げたいという想いはごく自然に持っていたと思います」という言葉に象徴されるように、野球界にエールを送るという意図が少なからずあったようだ。

マンガやTV、映画作品が、世の中に与える影響は計り知れないものがある。このムーブメントが野球人気再生への足がかりになることを願ってやまない。

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