「モテる」「ウケる」「お先に失礼する」…

『~する技術』本を片っ端から読んでみた!

2005.08.18 THU

最近よく見かける『~する技術』という書名。しかし、その道のプロが推奨する様々な「技術」は本当に使えるのか。それを検証するために片っ端から読んでみました。

ちなみに先駆けは、2000年に発売されて100万部を超えるベストセラーとなった『「捨てる!」技術』(宝島社)。まずは、これをもじってヒットした翻訳本『モテる技術』(小学館プロダクション)から。同書いわく、モテる男は「常に複数の女性を追いかける」とのこと。日本男児としては、うーん。また、「本屋にいる孤独なインテリ女性は出会いを欲している」とも。ちょっと妄想入ってませんか…。

はい、お次は10万部突破の『ウケる技術』(インデックス・コミュニケーションズ)。状況に応じた“ウケる”テクニックが、写真や会話のサンプルとともに示されている。当意即妙の切り返しと芸人並みの話術例は、実用性はともかく、読み物として読めばけっこう面白いかも。『ウケまくる技術』(廣済堂出版)という発展形もあるが、こちらは取引先との商談に遅刻したときの言い訳トーク例が「すみません、向かい風が強くて」。オヤジ度が若干高めなうえに内容的にも物足りない。

これは使えるかも、と思ったのは『「お先に失礼!」する技術』(WAVE出版)。「夕方5時半退社」を実践している著者(日立製作所の現役社員)ならではの説得力がある。要は「家族や趣味に使う時間を確保するために効率よく仕事をこなす」ということだが、「メールは短文で即レス」「自分で抱え込まないで得意な人に頼む」など、仕事術本としても十分役立ちそうだ。

変わり種では『通勤電車で座る技術!』(かんき出版)が面白い。「図書館の本のラベルで降りる駅を推察する」など、本気と冗談の狭間で揺れるテクニックが満載。英『タイムズ』紙の取材も受けたとか。

というわけで、結果的には玉石混淆。一番必要なのは、良質な「技術本」を見分ける技術なのかもしれない。

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