そこはかとない色香漂うテレ朝深夜番組

「全力坂」の収録に立ち会ってみた!

2006.10.26 THU


坂を駆け上がる女の子。聞こえるのは息と足音のみ。頂上に着くと顔のアップ。苦しそうにハァッハァッ。そこへ坂に関するウンチクが…。まったくもって不思議な番組だが、妙に色っぽくて気になっていたのです。

番組名は「全力坂」(テレビ朝日・月~木深夜1時15分)。スポンサーの商品紹介タイムを除けば、本編はたったの45秒だ。しかし、そもそもなぜ坂を走るのか。服装もジャージではなく普段着(スカートが多い)。悪者に追われてる? 失恋を吹っ切るため? うーん、妄想が膨らみすぎてはち切れそうになったので、収録現場を見学させてもらうことにした。

当日は薄曇り。絶好の坂日和だ。走者は谷 桃子さん(22歳)。ディレクターの合図とともに、坂のふもとから全力疾走。ぐっと歯を食いしばり、顔は苦しそうにゆがむ。女の子の全力疾走を見るのは子供のころの運動会以来かも。彼女の素の部分が見えるようで、なんかドキドキするなあ。

「東京って坂が多いよね、という世間話から生まれた企画。あからさまなエロはイヤだったので、シュールな感じを目指しました。出てくれる女の子はグラビアアイドルが多いんですが、笑顔はむしろNG(笑)。素が見えないと面白くないので本気で走ってもらいます」(総合演出・長嶺正俊氏)

ところで、皆さんは「日本坂道学会」なる会員数2名の“坂愛好家団体”をご存じだろうか。ともに坂好きの講談社顧問・山野勝氏(会長)とタモリ(副会長)が、たまたま酒場で出会って意気投合したのが結成のきっかけ。そして、会長の『江戸の坂・東京の歴史散歩ガイド』(朝日新聞社)と副会長の『タモリのTOKYO坂道美学入門』(講談社)は、坂鑑賞のお供にピッタリの名著なのだ。

東京23区内には、名前の付いた坂だけでも600以上あるという。絶好の坂鑑賞タウンに暮らす幸せをかみしめつつ、今日も坂を上ったり下ったりしようではないか。元気な人は走ってください。

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