世界で最も影響を与えた100人に選出!

マリオの生みの親、宮本茂、最大の偉業とは?

2007.06.07 THU


世界に影響を与えた人物100人を選ぶ米タイム誌の名物企画「The TIME 100」。有力政治家、経営者など、錚々たるメンバーが並ぶ今年のリストのなかに、一人の日本人ゲームクリエイターの名を発見し、感無量な気分になったゲームファンも多いだろう。

宮本 茂-。物心がつく前から、空気のように当たり前の存在としてテレビゲームがあったR25世代の男子なら、たとえその名を知らずとも、彼が手掛けた『ドンキーコング』『マリオ』『ゼルダの伝説』シリーズといった作品を知らないものはいないだろう。任天堂代表取締役専務という要職に就きながら、いまも開発の現場で新しい遊びを創造している筋金入りのゲームクリエイターである。

面白いゲームを作る。それだけなら、いくらでも優秀なクリエイターはいる。しかし「世界に影響を与えた」といわれるほどの評価を受けた理由はどこにあるのか。テレビゲーム黎明期から、ゲーム業界を見つめてきたファミ通グループ代表の浜村弘一氏はこう語る。

「そもそもテレビゲームという産業を創りあげたのが任天堂であり、宮本 茂さんなんです。ファミコン以前にも、米アタリ社が家庭用ゲーム機を作っていましたが、産業にはなっていなかった。テレビゲームが、これだけ大きな市場になったのは、彼の功績によるところが大きいと思う。そして今、DSとWiiというまったく新しいタイプの遊びの提案をして、世界中で受け入れられた。これまでゲームに触れてこなかった人たちにもアピールして、新たな市場を創りだした。これは画期的なことです。任天堂は、どういう遊びを提供できるか? という娯楽の原点からゲーム機を開発している。もちろん彼もコンセプトから関わっているはずですよ」

テレビゲームという市場を2度も開拓したこと。それこそが宮本 茂、最大の偉業であり、彼の創り出したゲームが幅広い層に愛されている理由でもあるのだ。

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