『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』公開

西部劇と黒澤映画がルーツのマカロニ・ウエスタンとは?

2007.09.13 THU

「マカロニ・ウエスタンの原点は日本映画にあって、日本映画の物語の原点は源平モノ。そしてそれは現代にも通じると思った」とは、映画『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の会見での三池崇史監督の一言。

マカロニ・ウエスタンとは60年代~70年代前半にかけて、アメリカの西部劇からインスパイアされ誕生したイタリア製西部劇のこと。本家本元の米西部劇が大自然と開拓者魂を背景に叙情的に描かれているのに対し、イタリアモノは激しいガン・ファイトと残虐シーンをたっぷり盛り込んだ斬新なスタイリッシュ・ムービーだ。

この米・伊の西部劇に多大な影響を与えたのが、「世界のクロサワ」こと黒澤明監督。ハリウッドの代表的西部劇『荒野の七人』は黒澤映画『七人の侍』をリメイクした作品だし、マカロニ・ウエスタン『荒野の用心棒』の元ネタが、黒澤監督の『用心棒』なのは有名なお話。そして、この『荒野の用心棒』は、黒澤映画のエッセンスを振りまきながら、世界に爆発的なマカロニ・ウエスタンブームを作り出していく。

こうして世界を一周した黒澤映画の魂に日本が世界に誇る鬼才・三池崇史が新しい血を注入! それがマカロニ・ウエスタンへのオマージュが詰まった和製西部劇、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』だ!

ゴールドラッシュで踏み荒らされ、荒廃した山村でにらみ合いを続ける源氏ギャングと、平家ギャング。伝説の埋蔵金をめぐり抗争状態にあるこの村に、さすらいのガンマンが流れ着く。一触即発のこの村で次第に高まる激戦の予感…。最後に生き残るのは誰だ!?

全編英語のセリフで“世界照準”を銘打ったこの作品、海外での評判はいかほど?

「国際的な映画のセールスエージェントの間で世界配給権が争奪戦になるなど、邦画としては異例の注目を集めています」(配給元のソニー・ピクチャーズ宣伝部)

スタイリッシュでスリリングな冒険活劇を堪能するべし!!


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