戦国武将萌え~な女子が急増中ですが

戦国時代に並ぶ歴史コンテンツ「三国志」を500字で語ってみた

2007.12.28 FRI


ゲームからハマった三国志ファンは数知れず…PS3、Xbox 360、オンラインゲームとラインナップがそろう。こちらはニンテンドーDS版『三國志DS 2』だ (C)2007 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.
原宿に戦国ブランドのアンテナショップ(人気は家紋Tシャツ!)ができるわ、NHK大河ドラマ『風林火山』でGacktが演じた上杉謙信の写真集がバカ売れするわ。昨今、戦国武将に萌える婦女子が増えているという。

…あいや待たれい! 戦国時代に萌える前に漢(おとこ)なら燃えるものがあるでござろう!! それこそ壮大なる歴史絵巻『三国志』だッ。よもやご存じないとは言うまいな…。今回は「長編すぎて手が出ない…」「キャラは知ってるよ…リョービだっけ?」(正しくは『劉備(りゅうび)』ね)などとのたまう男子のため、「500字で分かる三国志」を徹底指南! 『僕たちの好きな三国志』(宝島社)を手がけてきた三国志エディター・岡部敬史さんにご登場願おう!!

「主だった登場人物でも100人近く、100年以上にわたる物語なんですが…。一言で言うと、『漢王朝が滅亡して新しい王朝・晋(しん)ができるまでの群雄割拠ストーリー』ということですかね。まず、宦官(かんがん・中国王朝で力を持っていた去勢官僚)による政治腐敗が起こって漢王朝が乱れていく。結果、宗教による民衆扇動が起こるわけです。それが『三国志』のオープニングを飾る黄巾(こうきん)の乱。その乱を鎮圧するための勢力として台頭してくるのが曹操(そうそう)、孫堅(そんけん)といった武将たちですね。彼らが力を持ち始めることで、日本の戦国時代のような武装勢力の群雄割拠が始まります。で、20~30ぐらいの勢力が攻防するなかで、武力に頼る国が知力に優れた民間人を登用したり、負けた武将が勝者に登用されたりして、魅力的な登場人物たちが入り乱れる…そこがバツグンに面白いんですよ!」

なるほど。劉備や諸葛亮ら有名武将が織り成す人間模様も魅力の一つ、ということですか。で、「三国志」というからには3つの国が最終的に争う、と。

「そう。名前どおり、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)という有力な三国がバトルを繰り広げて、勝ち残った魏がラストプレイヤーになります。しかし、最後には魏も滅んで晋王朝が成立。ちなみに、三国分立を構想したのが諸葛亮ですね。これがいわゆる『天下三分の計』。この名フレーズのほかにも『泣いて馬謖を斬る』『三顧の礼』…物語から生まれた名言が多いのも三国志の特徴です」

おぉっ! なんとか500字強でナビいただけました。さすがに、膨大な数に及ぶキャラの説明は無理だったけど…ちなみに、初心者は何から三国志世界に触れるのがベストですか?

「やっぱりマンガがイチオシですね。横山光輝の『三国志』は劉備=善玉、曹操=悪玉という三国志観で描かれていて、とにかく壮大なストーリーがわかりやすい。王欣太(キングゴンタ)の『蒼天航路』は歴史書がベースで、魏の盟主・曹操がカッコよく描かれています。この2つの史観で描かれたマンガをおさえたらバッチリじゃないでしょうか」

さらには現在、ジョン・ウー監督で映画版三国志が製作されているとのこと。そう、エンタメコンテンツとしての「三国志」は戦国萌えに負けじと盛り上がっていきそうな予感。ここらでキッチリ予習しておくのが正しいですぞ!!

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