『週刊ファミ通』通巻1000号記念!

浜村通信さんにゲーム業界20年史を語ってもらった!

2008.02.29 FRI


「(自分の)結婚式なのに、当日の朝まで記事を書いていたんですよ」と、当時の忙しさを振り返る浜村社長。徹夜明けで結婚式に臨むことになったけれど、奥さまに気づかれないよう気を張っていたそうです 撮影/大野隼男(Q+A)
ゲーム好きなら一度は買ったことがあるのでは? あの『週刊ファミ通』が2008年2月1日発売号で、なんと通巻・1000号を達成したのです。こりゃめでたい! というわけで、元『週刊ファミ通』編集長でエンターブレイン社長の浜村弘一さんに、『週刊ファミ通』&ゲーム業界の歴史を振り返ってもらいました。

『週刊ファミ通』1000号発売、おめでとうございます! 浜村さんは1986年の『ファミコン通信』(1995年より正式名称は『週刊ファミ通』に)創刊からずっと携わっているんですよね?

「ありがとうございます。創刊から正味22年ですか。まさかここまでくるとは思っていなかったですね。当時はゲームというと、パソコンのものが主流でしたから。でも、ファミコンの『ゼビウス』や『ゼルダの伝説』を見て、『あ、コレはすごいな』と。ゲームセンターで遊んでいたゲームや、パソコンにもなかったようなゲームが家庭で遊べる。すごく衝撃的でしたね」

創刊から4年後の1990年にはスーパーファミコン(スーファミ)が発売になり、ソフト開発に参入する会社も増えていくなかで、ゲームはブームから産業にレベルアップしました。

「あの頃はソフトの発売本数もどんどん増えて、関連の雑誌も売れました。その流れで1991年に『ファミコン通信』も週刊になったのですが、あの時はもう大変でしたね(笑)。倒れる編集者が続出で」

その後、様々なハードが発売されるなか、1994年にプレイステーション(PS)が発売。ここからゲーム業界は大きな変革を遂げていくことに。メディアはカセットからCD-ROMへ。表現は2Dから3Dになり、グラフィックは格段の進化を遂げました。しかし2000年あたりから、ゲームの表現力向上にともない、ソフト開発費が高騰。その結果、ゲーム開発会社の淘汰や企業合併など、業界再編が進みました。

「当時、高いゲーム開発費にメーカーは頭を抱えていたのですが、2004年にニンテンドーDSが、2006年にWiiが発売になり、ゲーム業界の流れが大きく変わりました。ゲームをプレイする層が広がり、高額な開発費をかけなくともアイデアで勝負するゲームが作れるようになってきたんです。これからは、ゲームにコミュニケーションの要素が重要になるでしょう。特にインターネットを介したものでは、かつてファミコンのある家にみんなが集まって遊んだ感覚のような、自然なネットワークコミュニケーションが発展していくと思います」

友だちとゲームを遊ぶ楽しさは、ハードやソフトがどんなに進化を遂げても大事な要素になるわけですね。ゲーム業界の発展とともに成長してきた『週刊ファミ通』が伝えるゲームを遊ぶ楽しさに今後も期待しています!
(堅田智裕/verb)

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト