SNS「ウェブカレ」が人気に

ネットにおける二次元恋愛の醍醐味とは?

2008.10.24 FRI


女性向けSNS「ウェブカレ」に登場するキャラクター。女性に人気の声優を配役し、キャラ設定やセリフなども、女性の意見を大きく取り入れたという。「白衣メガネ」や「オデコ元気」など、個性豊かなキャラクターが用意されている
女性向けSNS「ウェブカレ」が人気を呼んでいる。2008年9月10日のサービス開始から5日間で約1万人の登録者を集め、PV(ページ閲覧数)は毎日80万を数え、登録者は4万人を超えているという(2008年10月20日現在)。

そのサービスの内容はというと4人のキャラクターから自分の「カレ」を1人選び、サイトを訪れるたびに「カレ」との親密さが増していき、学園ドラマ仕立てのストーリーが進んでゆくというもの。SNS機能もあるが、どうやらこの「カレ」とラブな仲になっていく過程を楽しむのがメインらしい。

このような新しいサービスを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

「書店でも、美形キャラクターが表紙を飾っているような女性向けの書籍のコーナーが増えたりしているのを見ていて、『女性向けの二次元恋愛』というサービスのニーズは高いだろうと思ったのがきっかけです」(「ウェブカレ」プロデューサー・はまちや2さん)

時期は未定ながら、男性向けSNS「ウェブカノ」の制作も予定していて、すでにドメインも取得済みなのだとか。画面の向こうのキャラクターたちに恋をする「二次元恋愛」の醍醐味とは、一体どういうところにあるんでしょう? 「もはや現実の女に用はない。真実の愛は二次元こそにある」と高らかに謳い、様々な反響を呼んだ『電波男』の著者・本田透さんに聞きました。

「19世紀フランスの詩人・リラダンは、その著作の中で言っています。『恋愛とは、自分の理想の恋人像を、相手の内面に投影しているに過ぎない』と。生きた人間に自分の理想像投影しても、生身の人間はそれに応えられず、いずれ破綻してしまいます。ならば最初から、理想的な偶像を恋愛対象にした方がよりよい恋愛に近づけるわけです。つまり究極の恋愛とは、二次元キャラクターとの恋愛を自らの脳内で行うことなのです!」

ち、力強いお言葉ですね。つまり、現実には存在しない「理想像=偶像」と恋愛を楽しめるのが「二次元恋愛」の醍醐味なのですね。さらに、

「『二次元恋愛』に一歩を踏み出せない人は、『恋愛は人間相手にするものだ』という旧弊な価値観にとらわれた自意識が壁になっているのです。自分の可能性を縛っちゃダメだ!」

とのアドバイス(?)もいただきました。現実の人間関係に疲れたとき、自分の理想像そのままの「カノジョ」がそば(脳内)にいて、いつでもどこでもそっと癒やしてくれる。ストレスフルな社会を生きる現代人には、「二次元恋愛」という選択肢もアリなのかも!?

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