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クソゲー? 不朽の迷作?『たけしの挑戦状』伝説が復活

2009.04.16 THU



(C)TAITO CORP ビートたけし1986.2009
過去のゲームをダウンロードして遊べるWiiの「バーチャルコンソール」。そこで、伝説のクソゲーとも呼ばれる作品の配信が始まっている。その名も『たけしの挑戦状』。R25世代の読者にはなじみの薄いタイトルかもしれないが、あの北野武監修のファミコンソフトだ。1986年に発売されたこのゲームは、その難易度とあまりに理不尽なゲーム内容にもかかわらず80万本以上を売り上げた、ゲーマーの間では長く語り継がれる迷作なのだ。ところで、一体なにがそんなに伝説なのだろうか?

「ひとりのサラリーマンが宝探しをするアクションアドベンチャーゲームなのですが、まず非常に自由度が高く、道を歩くおばさんやオッサンを攻撃することができるんです。ただ、ケンカになって、やられるとゲームオーバーになってしまいますが(笑)。また宝を見つけるために、主人公が途中である言語を習得する必要があるのですが、それは宝のある島へ行く前に日本のカルチャーセンターで習わないといけない。習わずに島まで行くと文字が暗号みたいに表示されるようになり、普通に進められなくなってしまいます」(タイトー・豊田 巧さん)

そのカルチャーセンターでも、無意味にロシア語や英語が習えたり(習ってもお金が減るだけ)、ある場所では、コントローラーを1時間放置(!)しなければ先に進めないなど、とにかく常識ハズレな攻略が要求される。なんでそんな内容に?

「当時の制作者が、たけしさんと打ち合わせをしたときに出た要望をすべて反映したらしいんですね。主人公はサラリーマンだから、宝探しに行く前に身辺整理をしないといけなかったり、『虚構のなかでこそリアリティを大事にする』という、後の北野映画にも見られるような、たけしさんのこだわりがこのゲームにもあるんです」(同)

変にリアルで、一見理不尽に見えるゲーム世界もひとつの『北野作品』なのかも。その伝説級の理不尽さ、この機会に体験してみる?


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