男を磨くカルチャー入門

第10回 日本人は本当にダンスが苦手?

2009.05.21 THU

男を磨くカルチャー入門

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高校時代、茶道部の部長をしていました!
ちなみに裏千家です。
懐かしい情報が満載で、楽しく記事を拝見しました。
大学に入って茶道に触れる時間がないのですが、
ぶっちゃけ、イマドキの女子で「趣味はお茶を少々」
っていうのは男ウケするのでしょうか?
私は、あまりにも露骨過ぎる気がしていえません。
でも実際男ウケするのであれば、明日からガンガン使おうと思います!
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投稿者:nanaさん(兵庫県/21歳/女性)

茶道部の元部長さんも読んでくださっているなんて、
初心者・オオタカ、恐縮です。

さて、お茶という趣味は男ウケするのか?というご質問ですが、
結婚も意識し始めたR25男子15人(オオタカの飲み会調べ@新橋)によると、
結構ウケはいいようですよ。

大和撫子な印象を与えるようで、「ぜひ妻に!」という声多々でした。
もしR25世代がnanaさんのストライクゾーンであれば、
「趣味はお茶を少々」宣言してみてください!

さて、茶の湯が控えめな大和撫子なら、
今回はうってかわってアクティブな国際派。
社交ダンスについてレポートしたいと思います。

最近ではボールルームダンスやダンススポーツという言葉が
正式に使われ、2011年度からは中学校の必修授業の仲間入り。
オリンピックの正式種目になる日も近いとか。

初心者の私が体を張って踊ってきたので、
踊れる方も、そうでない方も、最後までお付き合いくださいね。
“スタンダード”部門の現全日本チャンピオン、河原央・新井いづみ組。ボールルームダンスならではの衣装の華やかさも、女子にはグッとくるポイントかも?

実はダンス大国!? ダンス人口世界一の日本



欧米の映画を観ていると、舞踏会にはじまり、卒業パーティや結婚式、ホームパーティなど、いつの時代の描写でも男女が手を握り合って社交ダンスを踊るシーンがありますよね。

一方、日本ではクラブやディスコで踊ることはあっても、社交ダンスの機会はほとんどなし。日本はダンスカルチャー不毛の地ってことなんでしょうか?

「いえいえ。日本のダンス人口は一時は1000万人ともいわれ、実は世界一。選手や講師として活躍するプロ人口が多く、優秀な選手も多いんですよ。また、かつては社交ダンスと呼びましたが、最近ではボールルームダンスやダンススポーツと呼ばれることが多いです」

こう教えてくれたのは、日本ボールルームダンス連盟相談役の篠田学先生。現役時代、世界の競技会で活躍された篠田先生は、NHKの番組『レッツダンス』の初代講師でもあり、20年ほど前、全国にダンスブームが広がったときの火付け役的存在の方でもあるんです。
こちらは“ラテンアメリカン”部門の現全日本チャンピオン、中村俊彦・青柳朋子組。“ラテンアメリカン”は“スタンダード”に比べると、背の低い人に向いているのだそうです。身長150cmの私のように、小柄な人には朗報!?
「日本で初めてボールルームダンスが登場したのは、1884年のこと。外国の貴賓を鹿鳴館に招き、明治政府の要人たちと一緒に踊ったのが始まりです。大正時代には一般にも普及し、戦後アメリカから持ち込まれたブルースやジルバなどのステップが、若い世代でブームになりました。欧米でダンスといえば、日常に溶け込んだ当たり前の存在ですが、今の日本では教室に通い、本格的に取り組む人がほとんど。プロ人口が多いのはそのためです」

なるほど、欧米と日本ではボールルームダンスの位置づけが違うのね。ダンスを楽しもうと思ったら、どんなステップを覚えれば?

「種目によってステップが決まっていて、競技としてはワルツやタンゴなどのステップを含むスタンダードと、ルンバやチャチャチャを含むラテンアメリカンの2つのカテゴリがあります。先ほどのブルースやジルバは、競技と関係なくパーティなどで踊られているもの。他にもポルカやツイストなどが流行った時代もあります。ブルースとジルバに加え、ワルツ、タンゴ、ルンバの5種類のステップを覚えてしまえば、海外のダンスパーティに参加しても十分楽しめるはず。ダンスのステップは世界共通ですから」

ダンスで国際交流できるなんて、ステキ! 篠田先生によれば「ダンスのステップは自転車と同じ」なのだそう。つまり、若いうちに一度踊り方を覚えてしまえば、何十年たっても踊れるってことです。欧米のダンスパーティで「踊れないので」とダンスを断るのは、握手を断るくらい失礼になるそう。大人のたしなみとして、若いうちに身に付けておいてもいいかも?
大竹実先生とパートナーの四本紀代美先生。現在は「Studio Zero YOTSUMOTO」で講師をされていますが、現役時代は東アジアスポーツ大会で銀メダルを獲得するなど、世界レベルの実力者だったんです!

まずは“ブルース”から!社交ダンス(ボールルームダンス)に挑戦



突然ですが、ボールルームダンス(社交ダンスの正式名称)の経験がある人ってどれくらいいるんでしょう?

ほとんどのR25世代の皆さんは「外国でもあるまいし、踊る機会なんてないよ」と思っているはず。でも、2011年度から中学の保健体育の授業でダンスが必修になったことで、今後は日本でも踊れる若者が増えることに。このままじゃ、踊れない最後の世代になっちゃうかも!?

そんなカッコ悪いのはご免なので、親子3代にわたってボールルームダンスを教えている老舗ダンス教室「Studio Zero YOTSUMOTO」に行ってきました。大竹実先生、私にダンスの基礎を教えてください!

「ダンスのステップを覚えたいなら、まずはパーティなどで一般的に踊られているブルースから始めるといいでしょう。男女ともに踊るときの服装は決まっていませんが、女性は足を開きやすいフレアスカートをはくといいですね。男性は仕事用のスーツなど、どんな格好でもOK」

それは経済的にも一安心。さっそく大竹先生指導のもと、ブルースに挑戦!

「ブルースは、4分の4拍子のゆっくりとしたリズムで、初心者にも簡単。女性は1拍目で右足、2拍目で左足を後退させ、3拍目で右足を横に開き、4拍目で左足を移動させ足を閉じます。向かい合って踊るので、男性はその逆。壁に沿って時計と反対回りに踊り続けるので、少しずつ方向修正しないと壁にぶつかってしまいます。男性はそれを的確なリードで女性に伝え、女性は男性のリードについていく、というのがボールルームダンスで一番大事なルール。これを忘れず私についてきてください」
正真正銘、ダンス初挑戦の私ですが、大竹先生の的確なリードのおかげでなんとか踊れました。女性をリードする必要がある分、男性の方が若干大変かもしれませんね
はい、先生!! まずは先生の「1・2・3・4」という掛け声に合わせ、ステップの練習から。単純なステップながら、「1」の掛け声で後退させるはずの足を前進させてしまい、先生の足を踏んでしまうアクシデントも。うーん、ダンスは一日にして成らず。やっぱり、ダンスにも運動神経って関係ありますか?

「ペアのチームワークが一番肝心なので、あまり関係ありません。どちらかが極端にうまくても、息の合ったダンスはできないもの。お互いに信頼しあい、気を遣いあって踊ることが大切なんです」

勇気がわいてきました! しばしの練習の後、女性が右手を男性の左手に預け、左手を右肩に乗せるホールドという基本姿勢で、先生と踊ることに。短時間集中講座だったので不安な足取りではありますが、一応ブルースマスター(?)です!

週に1回ペースで10回ほど教室に通えば、基本的なステップを学ぶことができるそう。それだけでマスター! とはいえませんが、晴れて踊れない自分からは卒業です。日ごろの運動不足解消も兼ねて、皆さんもShall we dance? 踊った踊った!!
今回はもう、体を動かした自分に大満足。自画自賛です。
自分の運動神経への不信感から、
できるだけスポーツ系カルチャーを避けてきましたが、
比較的スローな動きだったため、なんとかこなすことができました。
よ、よかった。

体育の成績が「1」という経歴を持つ私でも(一応)踊れたので、
R25世代の皆さんならきっと大丈夫!
異性と正々堂々、接近&接触できる珍しいカルチャーでもあるので、
ぜひ一度お試しいただきたいと思います。

さて次回は、陶芸の世界をレポート!
陶芸の魅力に迫りつつ、私もひとつ作品を作ってきたいと思います。
美術の成績もかんばしくなかったので心配ですが、どうぞお楽しみに。

ここで、男子の皆さんにお願いです!
「女子のこんなカルチャーがわからん!」
「どうして女子は○○をしてるとき楽しそうなの?」
などなど、女子の間で流行っているものや行動について
気になることがあれば、どしどしお便りください。
私、オオタカが7月から始める新レポートの糧にさせていただきます!

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