TECHNOLOGY テクノロジー

テレビ、デジカメ、パソコンetc.3Dがボクらの家にもやってくる!?

2009.12.03 THU

3D映画元年といわれた2009年。15本以上の作品がアメリカで公開。その流れに乗って、パナソニックとソニーが個人向け3Dテレビを来年中に発売すると発表した。僕らの家のテレビも飛び出す時代になるのか? ムーブメントの背景をAV評論家の麻倉怜士氏に聞いた。

「3D映画のブームには、まず技術の進化が関係しています。アメリカのRealD社が、顔を斜めにしても3D効果が確実に得られる技術を開発。それを使って上映された『チキン・リトル』が大ヒットし、3Dなら興行収入が上がるという認識が業界内で広まりました。もうひとつは収益構造。映画の収益の50%はDVDやBlu-rayDisc(BD)の売り上げだといわれています。BDは容量が大きく、従来の2倍のハイビジョンデータを扱う3D映像を収録できます。そこでハリウッドのスタジオは従来のDVDでは収録できない3D作品を増やし、BDの売り上げを大きくして収益アップを図りたいのです」

コンテンツが充実したことにより、電機メーカーも3Dを再生できるテレビに商機を見いだし始めたという。

「テレビは薄型、高画質化がある程度達成されていて、次の販売戦略が必要です。3Dを取り入れると、映画業界はコンテンツが売れて助かるし、ユーザーにも新しい映像の提案ができる。もちろんテレビも売れる。みんながハッピーになれると判断して、各社が3Dテレビへと舵を切ったんですね」

しかし、電機メーカーには「困ったときの3D」という言葉があり、これまでも何度かブームになった。今回も一過性のブームで終わるのでは…。

「今回の3Dテレビは、技術的にも成熟していて映像が自然に見られます。また、BDの3Dは規格がほぼ決定し、VHS対ベータのような規格戦争は起きません。なので、ソフトの販売などもスムーズにいくでしょう。総合して考えると、今回は定着するのではないでしょうか。もちろん、すべてのコンテンツが3D化するわけではなく、スポーツや演劇など奥行き感がある方がリアルな映像は3Dで、ニュースやバラエティは2Dで見るというすみ分けになると思います」

この動きはテレビだけでなく、パソコンやデジカメ、ビデオカメラなどにも必ず拡大すると麻倉氏は語る。今後3Dが普及することで、映像の楽しみ方や表現の選択肢が増えることは間違いないだろう。


  • 自分でコンテンツが作れる! 現在最も身近な3D

    富士フイルム
    「FinePix REAL 3D W1&FinePix REAL 3D V1」

    左右のレンズで撮影した画像を、カメラ本体で合成して3D画像を作成するデジカメ。カメラ背面の3D液晶モニターや別売りの3Dモニターで、裸眼で3D画像を見ることができる。3Dプリントサービスもあり

    W1(写真上)実勢価格:5万4700円/画素数:1000万画素×2 V1(写真下)実勢価格:4万9800円/画面サイズ:8.0インチ 問:富士フイルム FinePixサポートセンター 050-3786-1060/0228-30-2992
  • 一足先に発売された今買える3Dテレビ!

    HYUNDAI IT JAPAN
    「VVUON E320S」

    3D立体放送の視聴が可能な液晶テレビ。同梱される偏光メガネを装着して立体映像を視聴する。写真は32V型だが、フルハイビジョン対応の46V型も発売している

    実勢価格:16万9800円/画面サイズ:32V型/地上・BS・110度CSチューナー内蔵/問:お客様サポート 0120-002390
  • 普通のPC画面を3Dにする魔法のメガネ!

    NVIDIA 「NVIDIA(R)3D Vision TM」

    NVIDIA GeForce 8シリーズ以降のビデオカード搭載パソコンと3DVision対応ディスプレイで、「バイオハザード5」などの人気タイトルを含む400以上のPCゲームタイトルが立体表示可能。また、写真や映像も3D立体視が体験できる

    3D Vision 仕様:眼鏡(グラス)ワイヤレス
    /参考価格:2万円以下/問: 03-5215-5650(アスク)/03-5688-2340(シネックス)
  • 携帯でも3Dコンテンツを楽しめる時代が到来!

    au 「Woooケータイ H001」

    世界初の3D対応携帯電話。3Dと2Dの切り替えが可能で、「LISMO Video」や「ワンセグ」 の映像、ゲームや写真など様々なコンテンツを3D表示で楽しめる。液晶サイズは3.1インチフルワイドVGA

    オープン価格/液晶画面:約3.1インチ/最大26万色3D対応IPS液晶/問:auお客様センター 0077-7-111 (一般電話から)
    ※在庫は各販売店にお問い合わせください

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