英紙の報道に世界が騒然!

今度は“ミニ氷河期”説も!? 地球寒冷化説の根拠は何?

2010.03.04 THU



写真提供/AFLO
今年に入って、イギリスの大衆紙「デイリーメール」が、“ミニ氷河期到来か”と報じて話題になった。同誌が取材した著名な気象学者数名の中には、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のメンバーであるドイツのキール大学ライプニッツ研究所の教授も含まれるという。

真偽のほどは定かではないが、そもそも地球温暖化説に懐疑的な見方も以前から一部に根強くあるのは事実。地球が温暖化している確固たるデータはない、と主張する『「地球温暖化論」に騙されるな!』の著者、東京工業大学・丸山茂徳教授によれば「1998年に世界の気温はピークを迎えて2000年以降は下がり始めている。あと5~6年経てば地球の寒冷化は本格化する」とのこと。

丸山氏がそのように考える背景・原因は何なのだろうか?

「デイリーメールが唱えている『ミニ氷河期説』とは異なりますが、私の分析では主な原因は2つ。ひとつは太陽の活動が弱くなっていること。もうひとつは、宇宙空間を飛び交う高エネルギー放射線、いわゆる宇宙線が増えたこと。宇宙線が増えると雲が増え、雲は地球に届く太陽光線をさえぎる働きをするので、地球が暖まりにくくなります。太陽活動と宇宙線の過去20年間のデータを分析すると、はっきりと地球は寒冷化に進んでいることがわかります」(同)

ということは、『ミニ氷河期説』が現実化する可能性もある…と? 仮にそんなことがあったらどうなってしまうのだろう?

「いつまで寒冷化が続くのかは不明ですが、仮にミニ氷河期が到来したとすると、人間が居住できない地域、食糧を生産できない土地が増えて世界各地で混乱が起きるでしょう。歴史的にも4世紀にミニ氷河期が到来し、そのときには民族の大移動が起きるなどの混乱がありました」(同)

温暖化の危機が叫ばれる一方、寒冷化を懸念する学者もいる。どちらになってもボクらの生活は大変になるわけだけど…いったいどっちに向かっているのか、ちょっと戸惑ってしまいますね。
(小川裕夫)


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