下着、地図、お茶にも応用

宇宙技術スピンオフ製品続々登場で人気上昇中!

2010.04.15 THU



画像提供/JAXA、ミウラ折りラボ
宇宙技術の進化はめざましい。そんな最先端の技術を身近な製品に取り入れる動きが、ここ数年活発化している。JAXA(宇宙航空研究開発機構)、J-Space、ゴールドウインなどが共同研究し、あの若田光一飛行士らも着用した「宇宙下着」。これが今年2月、100着限定で一般発売された。

「特殊繊維と銀を織り込み、快適な着心地と高い消臭・抗菌効果を実現。1万500円という価格ながら6割ぐらい売れています」(J─Space代表・多屋淑子さん)

宇宙飛行士は筋力維持のために1日約2時間の運動が義務づけられている。にもかかわらず、この「宇宙下着」は3日間連続で着用しても、雑菌やニオイが発生しなかった。恐るべし、宇宙技術。「いずれは福祉分野にも活かしたい」と多屋さんは語る。

こうした、宇宙技術を一般商品に応用した事例を「スピンオフ」と呼ぶ。

「たとえば、『ミウラ折り』と呼ばれる地図の畳み方。これ、もともとはJAXAで宇宙構造工学を研究する東京大学名誉教授の三浦公亮氏が、人工衛星のパネル展開などの技術として考案したものなんです」(JAXA産業連携センター主任、肥後尚之さん)

ちなみに、JAXAでは2006年から「宇宙オープンラボ」という制度を開始、宇宙をテーマにした商品アイデアを民間からも広く募集している。

「たとえば、人工衛星を利用して優良茶園を選ぶブランド茶、『衛星の恵み うれしの茶』はここから生まれた商品。佐賀大学と地元JAによる共同開発です」(肥後さん)

もしかして、これは一攫千金のチャンスなのでは? シロートなりに考えた渾身の商品プランを前出の多屋さんに提案してみた。ズバリ、「宇宙学生服」である。セーラー服もそうですが、あれって頻繁に洗えないから結構汚いはず。宇宙下着と同じ発想です。

「あっ、それはいいわねえ! 話があればぜひ研究してみたいです」(多屋さん)

学生服メーカーさん。いかがですか?
(石原たきび)


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