種類が多くて違いがわからん!

「MP3」「WMA」「AAC」etc. 音楽ファイルの賢い選び方

2010.10.21 THU



図版作成:藤田としお
秋の新製品シーズンにあわせ、携帯音楽プレーヤーやPCを買い替えた人にとって、やっかいなのが保存していた音楽ファイルの移動だ。他社製機種に買い替えた場合、ファイルがコピーできない、コピーできても再生できない、といったトラブルを経験した人も多いだろう。また、より高性能な機種に買い替えてみたら、同じファイルなのに音が悪く感じる、ということもある。こうしたトラブルの多くは、音楽ファイルの種類や作成法が原因だ。そこで今回は、面倒も少なく満足度も高い音楽ファイルの「選び方」について考えてみたい。

まずおさえておきたいのが、音楽ファイルの種類である。現在は、同音質のままファイルサイズを節約する圧縮技術(コーデック)を使った音楽ファイルが主流。現在普及している主要なコーデックは「MP3(拡張子.mp3)」「WMA(.wmaなど)」「AAC(.m4a、.3gpなど)」「ATRAC(.omaなど)」の4つがある。

この中で、もっとも汎用性が高いのが「MP3」だ。音声コーデックでは最古の部類に入り、元音をほぼ損ねずサイズを10分の1程度まで圧縮できる。ただし、違法コピーを防ぐ著作権保護機能(DRM)が付加できないため、音楽配信サービスで採用されていないのが欠点といえば欠点。そのためか、音楽再生機能付き携帯電話など一部の機器が再生に対応しておらず、万能とはいえない状況だ。対して、「WMA」や「AAC」はDRMが付加できるほか、MP3より圧縮率が高いといった利点もあるが、MP3に比べるとまだ汎用性は低い。同じファイルをなるべく多くの機種で使いまわしたいなら、CDから取り込む際、コーデックをMP3に指定しておくのが無難だろう。ただし、使っているプレーヤーやソフトが推奨するコーデックを利用したほうが、より高音質で楽しめるのも事実。またファイルの種類を問わず、取り込み時の設定によっても音質は大きく変わる。興味のある人は、ぜひ下表を参照してほしい。
(石井敏郎)


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