いよいよカウントダウン開始!

スペースリゾートも登場!? 宇宙旅行最前線リポート

2010.12.03 FRI


各社が宇宙旅行事業を発表しているが、ヴァージン・ギャラクティック社以外は、いまだに宇宙船の製造に至っておらず、実現性では同社が一歩抜けだしている 写真提供/gettyimages
「今年の冬休みどこ行くの?」
「寒いしやっぱ温泉かなあ。で、お前は?」
「あ、オレ? ちょっと宇宙まで」

単なる妄想のようですが、コレ、そんなに遠くない将来にあり得る話なんです。

「先日、ヴァージン・ギャラクティック社がテスト飛行を成功させ、米ニューメキシコ州に滑走路も完成しました。個人的には2011年末から2012年の初頭にかけて最初の民間企業の手による宇宙旅行が実現すると考えています。価格は約1700万円。これまでの民間人宇宙旅行の最安値が約20億円なので、100分の1以下ですね。宇宙滞在時間はわずか約25分ですから、国際宇宙ステーションで8日間滞在していた人たちと単純には比べられませんが、超大富豪でなくても宇宙へ行ける可能性を開いた意味は大きいですね」

と宇宙に関する情報サービスを提供する、「そらへ」代表取締役社長・新千尋さん。

さらに、ヴァージン・ギャラクティック社は定期運行を予定し、ゆくゆくは200万円程度まで価格を下げたいという意向を持っているらしいのです。

そこまで行くと僕らにだって不可能な価格ではありません。とはいえ、わずか25分の体験のための金額としては高額なのも事実。単に宇宙空間へ行って帰ってくるだけでなく、できれば“お泊まり”までしたいところですが…。滞在型宇宙旅行の見通しってどうなんでしょうか?

「かつては、国際宇宙ステーションで長期滞在するロシア人宇宙飛行士が2名、そこに行くためのロシアの宇宙船ソユーズは定員3名だったので、残った1枠を販売していたんです。ところが、国際宇宙ステーションに6名が常駐するようになって、ソユーズで運ぶ人も宇宙飛行士で満席に。で、今は席がなく、どんなお金持ちにもしばらくは難しい状況です」

なるほど。では、民間の手による滞在型宇宙旅行は不可能なんでしょうか?

「ロシアのオービタル・テクノロジーズ社とアメリカのビゲロー・エアロスペース社が民間宇宙ステーションの開発を発表しています。実現すれば本格的な滞在型宇宙旅行も可能になりそうですね。また、実現性は不明ですが、おもしろいところでは、ギャラクティック・スイート社の宇宙ホテル計画。こちらは20Lの水と泡の中で歩いたり浮かんだりする宇宙スパなどの構想もあり、リゾート感を打ち出していますよ」

うーん、やっぱり宇宙旅行の話は夢膨らみます。とりあえずこの冬は、露天風呂で夜空の星に想いを馳せながら…ってところからはじめますか。
(静浩太/サグレス)

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