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Twitter、Facebookで政治議論は可能か

2011.02.25 FRI

エジプトでのデモは、インターネットが大きな原動力となったとマスコミでは盛んに報じられている。デモの際の具体的なインターネットの役割について、シンクタンク「Google ideas」のディレクターであり、元米国務省役人のジャレッド・コーエン氏は、ツイッター上で「Facebookで日程を設定し、ツイッターではどのようにデモを起こすかなどの行動の流れを共有し、YouTubeは世界に映像を発信した、とあるエジプト人は言います」と紹介した。では、政治に対して情報を共有・拡散させる前に、そもそもインターネット上で議論することは可能なのか。

18日の毎日.jpの記事『つぶやきで政策論争可能?』では、「ツイッターは議論がまとまらない。公開討論が望ましい」とツイッターで政策論争をすることには否定的として報じられたメディア・ジャーナリストの津田大介氏に、改めてツイッター、Facebook上で議論をすることは可能かどうか聞いてみた。

氏は、まずツイッター上での議論の方法について説明する。

「僕は、ツイッターで議論ができるかという点については可能かな、と思っています。ただし、ツイッターで実際に議論をガチガチにやるということではない。というのも、ツイッターって140文字なので、言葉尻をとらえられることもあるのですね。

議論する際に、どうツイッターを使うかという点については、アジェンダセッティング(議題設定効果)が挙げられます。公開討論をする場合、事前に『こういうルールを作りましょう』『条件がそろったら討論はやりますよ』というルールを皆がネットで見ることができる環境で決めておく。こうした“すりあわせ”はツイッターでも十分にできます。

議論を濃密にするためにアジェンダを話し合っておいて、議論をUstreamなり公開なりでおこなう。それをギャラリーがツイッターでハッシュタグをつけてツイートするのです。そうすれば、もしルールを逸脱したときには「おかしいじゃん」と誰かが指摘をしてくれる。もちろん、実際に会って議論する方がいいわけで、『ツイッターで何でも議論ができる!』というつもりはない。ただ、その前段階の準備としてツイッターは使えるということです」

あくまでもツイッターの使いかたがポイントということである。では、Facebookではどうか? 
「確かにファンページでできるかもしれません。ただし、登録者でなければ書き込めないようなクローズドな空間なので、『誰でも、自由な議論』というわけにはいかない可能性もある。そういう意味では、ツイッターの方がよりオープンな議論にはなるかなぁ、と思います」とのこと。

政策論争に限らず、ものを言うときの状況によって「何を」「どう」使い分けるかといったところだろう。日本では、ツイッターは昨年に広く浸透したものの、Facebookはまだツイッターほど使われているとはいえない。とはいえ、政治とインターネットといえば、19日には日本でも自民党が政党初のFacebookページを開設。24日までに「いいね!」ボタンをクリックした人は2400人を超えたが、まだまだ始まったばかり日本の政治を担う人々と国民がどう「ソーシャルメディアコミュニケーション」していくのかは、これからである。

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