体脂肪率や放射線量も計測可能に!?

CEATECで提案されたスマホの近未来像とは?

2011.11.02 WED


現在開発中の技術として今年の「CEATEC JAPAN 2011」に参考展示された、放射線を計測するセンサを備えたドコモの「着せ替えセンサジャケット」で実測。ただし試作品のため、表示される数値はあくまでも参考程度の精度という。体脂肪や紫外線、口臭などを計測するセンサを備えたものも含め、実用化の時期や価格などは未定となっている
富井昌弘=写真
エレクトロニクス&IT業界の最新技術やサービスが発表される国際展示会として、世界的に注目される「シーテック・ジャパン」。《スマート・イノベーション》というテーマを掲げた今年は、いわゆるクラウドを活用したサービスやソリューションに関する展示が多く見られた。

なかでも目立っていたのは、スマートフォンやタブレットといった情報端末をクラウドと結び付ける新技術やサービスの紹介。特に、ドコモが開発中の技術として参考展示していた「着せ替えセンサジャケット」は、実際に会場で体験ができたこともあり、開催期間中は連日長蛇の行列ができるほど、一般からも注目されていた。これは、スマートフォンに紫外線や放射線、体脂肪などの計測機能などを持たせる、つけ替え可能なカバージャケット形式の周辺機器だ。

「『着せ替えセンサジャケット』の基本コンセプトは、スマートフォンのハード的な機能を、アプリ感覚でカスタマイズすること。各種センサを装着することで、収集したデータをクラウド上のサーバに蓄積し、様々な用途に活用することが可能になるんです」(NTTドコモ移動機開発部・林宏樹氏)

たとえば体脂肪など健康情報をセンサで計測し、蓄積されたデータと比較した結果、異常な傾向があればアラートを通知する、といったサービスが実現する可能性もあるわけだ。また、ユーザーが所持するスマートフォン経由で紫外線量や放射線量などを収集し一括管理することで、より詳細な環境情報の提供など、公共性の高いサービスの実現にもつながる可能性もあるという。

クラウドと現実空間を結ぶ端末として、今後ますます重要な存在となるであろうスマートフォン。個人情報の扱いという点では課題もありそうだが、こうしたサービスが自然に活用される社会の実現は、ごく間近に迫っているようだ。
(石井敏郎)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト