「顔認証」で“別人”判定の可能性も?

顔の画像修整はどこまで許される?

2012.03.15 THU


証明写真をもとに作られた3Dデータ。顔認証システム以前に、写真1枚から立体像を作り出す技術自体もスゴイ
画像提供/NEC
韓国の証明写真機が、すごいことになっている。YouTubeにアップロードされた動画によれば、撮影した自分の写真をタッチパネルで操作し、画像を修整できるらしい。輪郭を細くし、垂れた目じりや口角を上げ…、まるで別人に!

最近では、日本でも証明写真の画像修整などは珍しくないが、一方で本人確認に顔認証技術が使われるケースも増えつつある。そんなとき、登録写真が実物と違いすぎて、本人と認識されないことはないのか? 顔認証システムを開発するNECのコーポレートコミュニケーション部・高橋真理さんにうかがった。

「画像修整の程度にもよりますが、基本的にはきちんと判断できます。NECの顔認証システムでは、データベースにある顔のデータとカメラに写った顔のデータを照合しますが、データベースに入っているのは証明写真の顔を独自の技術で3D化したもの。それをカメラの前の顔とどれぐらい似ているかを比べ、“似ている率”が一定の割合以上であれば認証されるという仕組みです。一般的に、似ている率が9割以上で本人と認証されるよう設定しています」

“似ている率100%”を本人認証の基準にしないのは、カメラに写る表情や角度によって3Dデータと数%の誤差が生じても「別人」と判断しないためだとか。

ということはやはり修整しすぎると別人扱いされるということ?

「ご安心を。本人がカメラの前にいれば、似ている率はほぼ100%になります。カメラが検出するのは、目、鼻の側面、眉毛など、個人の特徴が出る“パーツの位置”と“配置”。これらは、写真を修整してもなかなか変化しませんし、他人とも同じになりにくい。メイクで顔に陰影をつけたり、目を大きくしたりしても大丈夫なんですよ」

どんなにキレイに修整しても、機械の目はしっかり見抜いてくれるようですよ!
(有馬ゆえ/ノオト)


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