デマや風評被害から身を守る

「ネット監視サービス」ニーズ拡大

2012.09.07 FRI


ピットクルーのトップページ。同社は2000年からWebサイトの有人監視サービスを行っている
ぼくたちの生活に密接にかかわるインターネット。近年ではソーシャルメディアの浸透により、情報発信のハードルが大幅に下がる一方、負の側面として、ネット掲示板やSNSサイトでの個人や企業に対する中傷や風評被害が社会問題化している。

事実無根にもかかわらず犯罪の加害者だと断定するデマや、商品への理不尽な中傷、他人の名前をかたった犯行予告など、悪質なケースは増すばかり。もし自分が被害に遭ったら…と思うとかなり怖い。

そんななか、ネット上での風評被害を防止するための「インターネット監視サービス」が注目されはじめている。Webサイトの有人監視サービスを行い、最近では「学校裏サイト」の監視にも力を入れている、ピットクルーの山内城治さんに話を聞いた。

「弊社のインターネットの監視サービスには大きく分けて2種類あります。ひとつは、サイト運営者から請け負う運営サイトの監視です。これは掲示板やSNSなどのサイト運営者に代わって不適切な書き込みがないかチェックして、問題を発見次第、削除や非公開などの対応をするというものです。もうひとつは、一般企業の依頼によるネット上の調査の業務。この業務では、新商品の評判などの調査から、企業の著作権を侵害する違法売買、事実ではない中傷などもチェックしています。第三者の運営するサイトやブログで問題を発見した場合、運営者以外では削除などの対応が不可能ですので、削除依頼を出してはどうか、といったアドバイスをクライアントに伝えます。以上のような規模のサービスですので、ご依頼は基本的に法人からいただいております」

サイトチェックはどのように行っているのですか?

「NGワードによるシステム監視のほか、略語や特定コミュニティの隠語まで含む、広範な関連語句も打ち込んで地道に検索しています。文字だけでなく、音声、映像も監視の対象となります」

ぼくたち自身が、ネット社会のデマや誹謗中傷から身を守るにはどうしたらいいのでしょうか?

「ネット上で不必要に個人情報を公開したり、盗み取られないようにすることが重要です。また、ときどき自分の名前を入れて検索を行い、自分自身に対する書き込みなどを確認するとよいのではないでしょうか」

他人事ではない、インターネット上でのトラブル。まずは自分自身、予防意識を持つことが大切なのではないだろうか。
(本折浩之/東京ピストル)

※この記事は2010年10月に取材・掲載した記事です

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