パソコンを起動するたびやってる気がする…

本当に必要? PCアップデート

2012.12.12 WED


ちなみに、Windowsの自動アップデートが行われる時間帯は変更可能。Windows 7の場合は、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows Update」→「設定の変更」→「新しい更新プログラムのインストール」から変更できる。お昼の休憩時間など、忙しくない時間帯に合わせておくと、業務にも影響が出にくいだろう
PCの使用中、勝手にソフトのアップデートが行われることがある。ときには数分間待たされた挙げ句に再起動…なんてことも。でも、このアップデートって何をしているの? テクニカルライターの湯浅英夫さんに聞いてみた。

「そもそもアップデートとはソフトの小規模な改良のこと。これまで正常に動いていたソフトでも、PC環境の変化で誤作動を起こしたり、ハッキング技術の向上で従来のセキュリティが役立たなくなったりすることがあります。日進月歩で変化するITの世界では、発売時の状態のまま長期間安定して安全に使えるソフトというのはまずあり得ません。そのためメーカーが公開するアップデート用の更新プログラムをインストールすることで、PCの動作の安定性やセキュリティを改良し、維持していくわけです。またアップデートによって単純なバグの修正をしたり、ソフトに新機能を追加したりすることもあります」

アップデートのなかでも、自動的に行われるものはセキュリティにも関連するため、特に重要度が高いという。

「自動アップデートの多くがOS関連のもので、セキュリティの向上などに影響していますから、アップデートせずに放置すれば個人情報の漏えいや、コンピュータウイルスへの感染といった危険性が高まります。そのため、ユーザーが何もしなくても更新プログラムがインストールされるようになっているんです」

なかには「PCに不具合はないからアップデートは不要」という人もいるだろうが、「現時点では大丈夫でも、将来動作に問題が生じるかもしれません。“転ばぬ先の杖”として、アップデートは必要でしょう」(湯浅さん)とのことだ。

なお、多くの人に利用されているOSのWindowsでも、アップデートのための更新プログラムが随時公開されている。日本マイクロソフトのセキュリティプログラムマネージャーである松田英也さんは次のように語る。

「2010年度、弊社では106件のセキュリティ更新プログラムを公開しましたが、うち60件以上がWindows関連のものでした。セキュリティに関して、『ウイルス対策ソフトがあれば大丈夫では?』と考える方もいますが、それも万全ではありません。セキュリティを二重に高める意味でも、やはり最新のソフトウェアにアップデートしていただきたいですね」

普段意識されないPCの安全性や安定性は、地道なアップデートに支えられているんですね。後でイタイ目に遭いたくなければ、こまめなアップデートを心がけるべし!
(糸数康文/Office Ti+)

※この記事は2011年06月に取材・掲載した記事です

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