地上400km、星出さん特別インタビュー

宇宙飛行士に聞くISS生活の実態

2012.10.18 THU


船外活動をする星出さん。一度は失敗した電源装置の交換作業を、6時間28分に及ぶ2度目の宇宙遊泳の末、無事やり遂げた
写真提供/NASA
4カ月にわたるISS滞在中の星出彰彦宇宙飛行士。その活躍は世界中から注目されている。そこで今回、ISSでの過ごし方について、JAXAを通じて星出さんに取材を行った。

―船外活動での電源機器交換に苦労されたようですね。

「1回目の船外活動でうまくいかず、地上チームの検討を経て、5日後の船外活動で取り付けに成功しました。連休返上で対応してくれた地上チームの歓声や笑顔が、成功以上にうれしかったですね」

―宇宙空間はいかがでしたか?

「初めての船外活動だったので宇宙空間に出るときに緊張するかと思いきや、自分でも意外なほど淡々としていました。とはいえ、長いロボットアームの先端に乗って移動した際に、何もさえぎるもののないなかで眼下に壮大な地球を見ることができ、大変感動しました」

―普段、ISSではどのように過ごしているのでしょう?

「ISSは基本的に週休2日。平日も起床後や就寝前に若干時間があり、休日は掃除や運動以外の時間は基本的に自由です。余暇の過ごし方は人それぞれですが、やはり地球に面した『キューポラ』という出窓でゆっくり地球を眺めるのはクルー内でも人気です。お目当ての場所を見るもよし、ぼーっと眺めているもよし。ISSは約90分で地球を1周するので、目まぐるしく変化する地球の表情を、見ることができます。海、森、砂漠、山、川、街。昼、夜、日の出、夕暮れ…雲もいろんな形で現れます。どれだけ見ていても全く飽きませんね」

―ちなみに「持ってくればよかった…」と思ったものはあります?

「4年前にも訪れたISSに今回“帰ってくる”にあたり、いろいろなものを準備しなきゃと思っていました。でも、基本的に生活に必要なものはそろっていますし、データ的なものは地上から送ってくれるんです。『これを持ってきたかった』という忘れ物は、今のところないくらい、快適で充実した生活を送っています」

11月中旬に帰還予定の星出宇宙飛行士。無事帰還できることをお祈りしています!
(R25編集部)


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