進化が著しい自販機業界に新風…

無料Wi-Fi自販機登場の背景は

2013.02.21 THU


アサヒ飲料は、全国で約25万台の自動販売機を展開中。その中で、Wi-Fi 搭載機は5年以内に、1万台の設置を目指しているそう。今後は「Wi-Fi自販機前で待ち合わせ」なんてこともありそうだ
LEDを搭載したエコ型自販機に、センサーでユーザーの顔を認識して“オススメ飲料”を提案してくれる次世代機…自販機の進化が進む中で、今年からなんとフリーのWi-Fiスポットになる自販機が登場するという。

街中にあったらかなり便利そうだけど、自販機本来の機能からずいぶん飛躍した進化といえなくもない。果たして狙いはどこに? ということで、アサヒグループで自動販売機事業を行うアサヒカルピスビバレッジ企画部の坪野靖典さんに聞いてみた。

「競争の激しい自動販売機業界の中で、他の自動販売機と差別化を図り、設置先やお客様にとって価値のあるサービスを提供することを目指しました。自販機に新たな付加価値を提供することで、立地の良い設置場所の新規獲得につながり、売り上げアップにつながると考えています」

そのほか、設置先に合わせたコンテンツを発信することで地域の活性化が可能なこと、災害時の情報インフラとして貢献できることなども、展開に至った理由なのだとか。さて、ユーザーとして気になるのは、Wi-Fiを利用するにあたって、何らかの制約や条件がつくのではないか、ということ。例えば、利用時間に制限はないんですか?

「当社として、Wi-Fiを利用するユーザーの方に制限を設ける予定はありません。通信キャリアも限定せず、Wi-Fi対応端末を持つすべての方に無料でご利用いただける仕組みです。連続接続時間を30分とすることで、長時間接続ユーザーには接続時間を意識してもらうようにしますが、基本的にはフリーな環境を提供します」

おお! 太っ腹ですね。とはいえ、基本的には商品購入者向けのサービスなので、ユーザー側もマナーはきちんと守りたいところ。設置時期は未定だが、仙台、首都圏、中部、近畿、福岡の5エリアを中心に、順次全国に拡大していく予定で、初年度は1000台の設置を目標にしているとのこと、自販機に人が集まる時代になるかも?
(安藤大智)

※この記事は2012年2月に取材・掲載した記事です

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