ビジネスマンを襲う新・現代病?

「キーボードフィンガー」に注意!

2013.05.14 TUE


キーボードの手前にリストパッドを置くことで、手首が反るのを防げる。体にあったものを選びたい
「キーボードフィンガー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。毎日職場でPCを使い続けているビジネスマンに、指先から手首にかけての痛みやしびれを訴える人が増えている。その原因のひとつが「キーボードの叩きすぎ」。ひどくなると指が痛くて曲がらなくなるケースもあるんだとか。

「キーボードフィンガーとは、長時間同じ姿勢で同一の筋肉を酷使することで生じる反復運動過多損傷(RSI)により、手指の筋・筋膜の癒着や腱鞘炎が生じている状態を指します。悪化すると指の関節が変形するなどの可能性もあり、早期のケアが求められます」

そう教えてくれたのは、多くのビジネスマンの手を診ているKIZUカイロプラクティックの代表院長、木津直昭さんだ。木津さんによれば、キーボードフィンガーはPCを使うときの姿勢と、キーを叩くときの「クセ」によって生じやすくなるという。

「注意すべきなのは、キーボードに手を置いたときの“手首の角度”です。手首を上に反らした状態でキーを打つクセがある人は危険信号。手首にタオルを巻いたり、手元にリストパッドを置いたりして、まっすぐな状態を保つようにしてください」

上半身が無駄に力んで、肘が下がったり肩が上がったりしている姿勢も良くない。リラックスして背筋を伸ばし、肘を約90~100度に曲げた姿勢を心がけると、手首の緊張も起りにくくなる。だが、それでも手の痛みを感じたらどう対処すればいいのだろう?

「炎症による腫れや圧痛がある場合は、まず保冷剤や流水をあてて患部を冷やすこと。手首を軽く上下に動かしながら、前腕部(手首から肘にかけて)の筋肉を軽くマッサージするのも効果的です。1時間ほどPCを使ったら休憩をとって手首のストレッチをするなど、同じ姿勢で作業を続けないように注意しましょう。症状が悪化すると治りにくくなってしまうので、違和感を覚えたら早めに対処することが肝心です」

手の痛みでPCが使えなくなったら、現代のビジネスマンはやっていけない。今のうちから気をつけておいて損はなさそうだ。
(呉 琢磨)

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