教育方針は遺伝子適性検査で決める?

専門家が予測! 22世紀驚愕未来

2013.05.16 THU


モーターを内包する人工筋肉で腱が稼働し、自然な動きを実現したロボット。人間とフレンドリーにふれあう「ドラえもん」のようなロボットが、22世紀に向けて開発されている 画像提供/ロイター/アフロ
アニメ『ドラえもん』がテレビ放映開始40周年を迎えた。作中における22世紀は、高度な科学技術を駆使した夢のような世界として描かれているが、果たして現実はどんな未来になるのか? 各界の専門家に予測してもらった。

まず「人口」について。22世紀の日本の人口は現在の約1億3000万人から5000万人以下に減少すると見込まれている(国立社会保障・人口問題研究所による参考推計)。一方、世界的には人口は増え続け、現状の70億人から100億人に増える見通しだ(国連調べ)。

こうした未来に向け、農業・食品産業の分野では「生産性向上」が研究開発の最重要課題となる。最近話題の「野菜工場」などもそうだが、効率的に収量を増やすため、とくに現在、世界的なトレンドになっているのが「小麦」の品種改良。農研機構作物研究所の小田俊介博士によれば「今後20年では1ha当たりの収量は約3割増えると予測されます」とのこと。未来人の食卓は、パスタやうどんが並ぶ確率が高くなる?

「医療」の発展もすごい。東京大学医科学研究所の上昌広特任教授は、ひとりひとりの遺伝子情報から最適な治療法を導き出す「オーダーメード医療」が確立されると予測する。

「遺伝子診断のコストが下がり、今世紀中にはみんなが自分の遺伝子情報を当たり前に持つ時代がやってくるでしょう。22世紀ともなれば、遺伝子情報に基づいて日々の食事をコンピューターが管理し、体質ごとに『病気になりにくい料理を自動で提供するシステム』くらいはできているかもしれません」

さらに、遺伝子情報は教育分野にも進出する可能性が高いという。「良し悪しは別として、赤ん坊の遺伝子から適性などを見極め、教育方針を決めるようなことまで一般的になるかもしれません」(上教授)

他にも空飛ぶ車や宇宙旅行など普及が期待されるテーマは数多い。いずれにせよ『ドラえもん』のような平和な未来であってほしいものだ。
(榎並紀行/やじろべえ)


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