復旧ソフトの限界から業者選びのイロハまで

外付けハードディスクの復旧法

2013.06.14 FRI


自分で誤ってデータを消してしまったり、フォーマットしてしまったりしたケースでも、1パターン目と同様、復旧ソフトでほぼ100%データを取り戻すことができる
外付けハードディスクにアクセスしたら、なぜかデータが表示されない。USBは外れていないし、電源も入っているのに、もしやコレ、クラッシュしたのか!? 大事なデータを保存してたのに! いったい、どうしたら…?

「クラッシュには、2つのパターンがあります。1つ目は、外付けハードディスクのデータを認識できなくなるケース。データが表示されなかったり、クリックできなかったり、ファイルを開けようとするとパソコンが固まったりしてしまうものです」(日本データ復旧サービスセンターの加藤勝久さん)

私の場合それです。ああ、修理業者に出すべきなんでしょうか?

「落ち着いて。この場合、たいてい市販の復旧ソフトでデータは取り戻せますよ」

調べてみると、価格は1万円前後。ちなみに、復旧ソフトを使用する際は、故障を進めないために、別のパソコン作業はできる限りしないように注意をすべし、とのこと。

「そしてもう1つのパターン。これは外付けハードディスクが物理的に壊れてしまったケースです。この場合、修理業者に依頼するしか対処法はありません」

そうなんだ…。業者選びのコツって、あったりするんでしょうか?

「物理的なクラッシュとは、多くがデータが書き込まれている『プラッター』か、それを読み込む『ヘッド』のどちらかの故障。この点検や修理は、無塵状態のクリーンルームで行う必要があります。業者を探すなら、きちんと設備が整っているかは1つの基準になるでしょうね」

そこで、クリーンルームを持つデータ復旧業者を調べてみると、復旧作業の価格相場は8万~50万円、期間は1週間から10日ぐらいが平均のよう。復旧できるかを調べるだけなら、タダで請け負っているところもかなりある。ただし、復旧のための設備がなく物理的クラッシュに対応できないもかかわらず修理を請け負って、後日「復旧できませんでした」と返品してくる業者もあるので注意が必要だ。

「一度はソフトを試してみて、ダメだったら業者に依頼するといいでしょう。最近は、復旧ソフトメーカーが復旧の可否がわかるトライアル版を配ったりもしています」

大切なデータを守りたいなら、バックアップソフトを導入したり、もう1台バックアップ用のハードディスクを用意したりと予防策を打っておくのが一番だそう。ちなみにハードディスクは、室温や湿度が高い場所、ホコリの多い場所に置いておくと壊れやすいらしいので、環境にも要注意。

万が一の事態にこそ、備えあれば憂いナシで挑みたいものです!
(有馬ゆえ)

※この記事は2012年6月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト