アンコウは有名だけど…

美味?珍味?深海生物はどんな味?

2013.08.24 SAT


竹島水族館の三田氏に、「おいしい深海生物Best3」を聞いたところ、1位ハシキンメ(刺身、焼き)、2位サギフエ(丼ぶり、お茶漬け)、3位エビスダイ(煮付け)とのこと。()内はおすすめ調理法。画像は1位のハシキンメ
国立科学博物館で深海展が10月6日まで開催中。ダイオウイカをはじめ、様々な深海の生き物たちに関する展示が行われており、この酷夏にひんやりとした知のスポットとなっているのか、人気を博している。

さて、魚というと、やはり我々には食卓がなじみ深い。水族館でマグロが回遊する姿を見ては「あれ、お刺身にしたら何人分かな…」と考えてしまう人は、私だけではないはず。様々な資源の発見が期待される深海だが、食用資源としての可能性もあるのだろうか? 深海の魚はどんな味がするのだろう?

こうした疑問を持つ人はやはり多いのか、2009年に愛知県・蒲郡市にある竹島水族館で、展示用に持ち込まれ亡くなったの深海生物を飼育員が食べて紹介する企画展「グルメハンター」が行われ、そこで食した内容について同水族館の飼育員の三田氏が、ブログ上でレポートしている。それによると…

〇サギフエ
水深25~600mに生息。頭を下にして泳ぐユニークな習性がある。身がほとんどないため、さばいて1食分を確保するのに30~50匹ほど必要だが、脂がのっておりおいしいとのこと。

〇オオグソクムシ
水深150~600mに生息。ダンゴムシのような姿をしている。味はシャコに近いとのこと。ニオイは泥臭い

〇ヤマトトックリウミグモ
水深150~500mに生息。映画『エイリアン』に登場するエイリアンの幼体のような姿をしている。ニオイはカニに近い。カニみそに近いニオイ。身が少なすぎるため、味はよくわからない

〇フリソデウオ
水深200m以上に生息。ニオイも特になく、身は白身でとても柔らかい。うっすらとした塩味。

同氏は、他にもいくつかの深海生物の味についてレポートしているが、基本的には手に入りにくく調理できない、独特のニオイがあるものも多く、「とてもおいしく食べやすい!」とはいい難い様子(もちろん、おいしい深海生物もたくさんある。ハンバーガーやお弁当の白身魚のフライなどで私たちが気づかず深海生物を食していることも多い、とのこと)。

ちなみに、あのダイオウイカは体を浮かせられるよう筋肉にアンモニアが含まれているため、アンモニア臭があり、こちらもおいしくはないということ。深海は広大で、まだまだ未知の世界。今後ひょっとすると驚きの珍味が見つかるかも!?

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