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「アホ男子~」ツイートパクリ騒動

2014.02.03 MON

噂のネット事件簿


発売延期を知らせるユーメイド社のホームページ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
“ネット発”で書籍化された作品は多数あるが、このほど、ユーメイド社が出版予定の書籍について、ツイッターのハッシュタグ「#アホ男子母死亡かるた」に寄せられた投稿を勝手に使用したのではないかという“パクリ疑惑”が浮上。騒動を受け、同社は2月3日に発売予定だった『アホ男子かるた』を無期延期にすると発表した。

元ネタとなったとされるツイッターのハッシュタグ「#アホ男子母死亡かるた」は、息子をもつ母が、おもしろおかしく息子の生態に斬りこむコメントを集めるもの。2012年10月、あるツイッターユーザーの投稿をきっかけに盛り上がり始めた。例えば、

「【あ】朝送り出すだけで重労働」
「い 『いいこと考えた!』(←よくない)」
「【う】うるさい、とにかく家の中がいつもうるさい」

などだ。人気の投稿はtogetterにまとめられ、その投稿にイラストをつける人も登場していた。

そして、この人気ぶりに目をつけた出版社が、類似のハッシュタグを作成し、投稿を募集したものの、結局取り上げられることになったのは「#アホ男子母死亡かるた」への投稿をアレンジしたとみられる作品が多い。イラストを描き起こした著者は、ツイートの利用にあたっての法的問題はクリアしていると出版社側から説明されていたというが、実際は無断利用だった――というのが、騒動の経緯だ。

ツイッター上には、

「ネットの善意のコンテンツを勝手に自分の金に変換しようとする悪徳業者はちゃんと叩いておかないとネットの健全な成長が潰される」
「ツイートの商用利用はこれから問題がたくさん噴出しそうなネタではある」

など、ツイートを商用利用しようとする考えに警鐘を鳴らす声が多く挙がるなか、元ネタの発案者であるユーザーが、今の想いをブログに公開。4児のワーキングマザーであるというユーザーのもとには、別途出版社から書籍化の話が進んでいるところだったという。その最中に別会社による企画が進行していたことについて、

「あのタグで楽しんだ時間をごっそり持っていかれたようなむなしさもあるし、出版社や著者のブログ等にチラチラ見える本の一部を見た方が『あれは自分のものではないか』『自分のもパクられているのか』と気にしている声もあり、このまま発売を見守るべきなのかも良く分かりません」
「正直どうしたらいいのだろう」

と戸惑っていることを記している。

なお、同社のお詫び文では「ブロードキャストでのツイート利用に関するガイドラインに準拠した形での利用は問題ないとの判断に至った」とあるが、ツイッター社の利用規約には、「すべてのケースにおいて、オリジナルのコンテンツ作成者の許可なしにTwitterのコンテンツを使用することはできません」と明記されている。

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