赤=傷の治癒、青=殺菌。診療科が取り入れる最新治療

「LED光治療」の色別効果とは

2014.03.20 THU


画像はLED灯で歯の汚れを分解する新型歯磨き粉。歯のホワイトニング、美顔器などのジャンルでは、LEDを使ったホームユース用アイテムも増加
照明や信号機、イルミネーションなどでおなじみのLED(発光ダイオード)。近年は「光る靴ひも」「光る畳」「光る服」など未来的なグッズも多数登場し、今年2月にはLED灯付きの“新型歯磨き粉”がイタリアから日本上陸! 磨いた後にLED灯で歯を1分間照らすと殺菌作用が24時間持続するそう。

「歯科に限らず、LEDは近年、医療界で大きな脚光を浴びています。そもそもはレーザーの研究からスタートし、NASAがLEDによる生体反応を認める論文を発表したことで、安く安全な光治療の一つとして広く普及してきています」

そう話すのは、レーザーをはじめ、光治療に詳しい「大城クリニック」の大城貴史先生。LEDの光は、傷の治癒力を高めたり、失われた神経を再生したりと様々な治療に用いられ、現在は発毛を促す研究も進んでいるんだって! でも、光を当てるだけでなぜそんな効果が出るの?

「紫外線による日焼けのメカニズムでも知られる通り、光は皮膚の中に入りこんでいきます。光によってはミトコンドリアに働きかけたり、細胞膜を振動させたりして様々な生体反応を引き起こすのです。たとえば、LEDの“赤色”なら傷の治癒促進・アンチエイジング、“青色”なら殺菌・ニキビ治療・毛穴収縮、“紫色”は真菌(カビ)の殺菌、“緑色”は新生児黄疸の治療など。現在は、様々な診療科でも用いられているんですよ」(大城先生)

一方、鍼灸の分野でも、将来のLED活用が期待されているという。現在すでに、低出力レーザーを体に当てることで鍼を打った状態に近い効果が出ることが確認されている。今後さらなる研究が進めば、ツボを刺激したり、疲労を回復したりする“LEDの光の鍼”が実現する可能性も。

アンチエイジングといい育毛といい、今後のLED研究に期待大です!
(矢口あやは+ノオト)


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