全身をくまなくスキャン!1体5万円!

3Dプリンタで自分フィギュア制作

2014.09.11 THU


右の写真は、スキャン中。スタッフがスキャンしてくれる間は動くべからず! 左が完成した3Dフィギュアとモデルとなったご本人。体のバランス、服の色、雰囲気までもまるでそのまま…。記念日などの思い出を残すのは、写真ではなく3Dスキャンで…というのが新定番になるかも!?
“銃”を作成したり、“女性器”の造形データを配布したり、逮捕者まで出る事態になっている3Dプリンタ。最近では、全身をスキャンして、自身のフィギュアを作成できるサービスも登場しているという。同サービスを手掛ける「Office24 Studio」の店長、新村雅彦さんにお話を聞いた!

「一般的には、箱形の3Dスキャナーを用いてレーザーを対象に当て、距離を測ることでデータを取っていきます。しかし、この箱に収まるのは高さ30cm・幅20cm・奥行き20 cmの大きさのものが限界。ですので、それ以上大きいものをスキャンする場合は、ハンディスキャナーを使います。弊社では人物をスキャンする場合、スタッフが頭の先から足先まで、全身を5~6分かけてくまなくスキャンしてデータを取ります。たまに『スリムにしてほしい…』と言ってこられるお客様がいるんですが、縮尺を変えることはできても、造形を変えることはできません(笑)」

どのくらい精密なものができるんですか? 毛穴までバッチリとか?

「肌の質感や毛穴までわかるかといったら難しいですが、服の色やシワ、肌の色といったところはリアルに再現可能です。ですので、新調した服よりいつも着ている服を着て来られることをオススメします。ちなみに素材は弊社の場合ですとフルカラーの石膏で作っていますが、色がでない樹脂で作ることもできますよ」

では、気になる“プリントアウト”はどのように行うのですか?

「プリンタ自体は高さ1m50cm・幅2m・奥行き80cmほどの大きなものですが、その中に30cmの立方体の箱があります。そこで、薄い層を重ねて色を吹き付けながら作っていくんです。そのため、プリントアウトだけでも3~十数時間程度。その後、形を整えたりするのにさらに時間が必要なので、納品までに2週間ほどいただいています」

ちなみに、3Dプリンタで作成できるサイズは最小で3cm、最大で24cm。フィギュアは、15cmからでお値段は1体49000円~だという。

現在、「Office24 Studio」では、石膏で作るフィギュアの他に、スキャンした小物を3Dプリントすることができる。さらに、高度な技術を持つ人向けに、自身が作成した3Dデータをプリントできるサービスも行っているそう。

すでに医療の世界では、本物の臓器をスキャンして手術練習用の模型を作ったり、手や足をスキャンして義手や義足の製作にも活用され始めているという3Dプリンタ。最近では、スキャンデータを利用して、小麦粉や野菜といった食材を素材にしてピザやパスタなどの食品を作りだせるものまで登場しているというから驚きだ。今後の3Dプリンタの動きから目が離せない。

(キンモク星司/short cut)

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