スマホ事件簿

「公衆タブレット」は犯罪が心配?

2015.06.26 FRI


飲食店などの店内に設置する公衆電話「ピンク電話」のような位置づけを目指すとのこと
NTT東日本が6月22日、公共の場所や飲食店などで、誰でも手軽にタブレット端末でインターネットを利用できるサービス「公衆かんたんタブレット(仮称)」のトライアルを行うことを発表した。

このトライアルが開始されたのは、同社がICT(情報通信技術)の利活用を促進するなかで、シニア世代でインターネットに馴染みのない人たちにとって、インターネットの利用に「壁」があることがわかったため。そういった障壁を払拭すべく、商店街やカフェ、公民館など、地域の人々が多く集まる場所にタブレット端末を設置するという。

利用者には、あらかじめネット上の会員サービスIDやパスワードを含む情報を登録したNFC(近距離無線通信技術)対応カードなどを配布。利用者はカードなどをかざすだけで、簡単に個人認証・ログインできる。今回の試験運用により、カードの実用性のほか、システム上のデザインなどの利便性を評価・検証するという。

タブレットには、「自治体からのお知らせ」「商店街からのお知らせ」「交通機関運行状況」「TV番組表」「地図」「ニュース」「天気予報」などのコンテンツが用意され、トライアルは、6月24日から新潟県長岡市のタニタカフェで、7月14日から山形県山形市七日町商店街の7店舗で、約3カ月間行う予定だ。

「公衆電話」ならぬ「公衆タブレット」というユニークなアイデアだが、Twitterではややイマイチな反応が多い。

「ダメだろ、これ。としか、今は思えないな。公衆端末って概念が違う気がする。タブレットではなく、大型ディスプレイでタッチパネルの、デスクトップPCクラスの専用機の方が良い気がする。何でタブレットなのか。。。セキュリティが必要な事は公衆端末でさせるべきではないとしか思えない」

と、タブレットを公衆化すること自体に違和感を覚える、という声や、

「キャプテン某とかLモー某の臭いを感じる」

「定期的にキャプテンシステムとかLモードの亡霊が復活しているような気が」

と、かつてNTTが手がけ、現在では終了しているサービスを思い起こす声も。また、

「ピンク電話でも釣り銭口からお釣りを抜き取るケースがあったことを考えると、タブレットなんか窃盗→海外転売が容易に想像できるんだが...」

「公衆電話とか無意味にライターで焦がす奴とかいたからタフに作らないとすぐぶっ壊れそうだよなぁ」

など、いくつかの観点から犯罪を心配する声も多数。しかし一方で、

「災害のときとか使えるのなら良いな 平常の運用なら、即偽物出現ってところかw」

「公衆タブレット(クリーンな緊急情報端末)はアリかも知れない。設置場所が難しい気はする」

など、使い方によっては有用だろうという意見も。

情報がほしい時に、いつでもどこでも携帯電話やスマートフォンでネット検索するのが“当たり前”の時代だが、ネットを使うことにハードルを感じる人にとって、今回の取り組みが良いきっかけになる可能性はある。NTTではこの結果をもとに、さらなるICT利活用の促進や「地方創生」を目指した取り組みを進めていくとのことだ。

【関連リンク】

■タブレット端末の公衆利用に関するトライアルの実施について

http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20150622_01.html

■「タブレット 公衆」の検索結果-Yahoo! リアルタイム検索

http://realtime.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%E5%85%AC%E8%A1%86+&ei=UTF-8

記事提供/『R25スマホ情報局』

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