休みの日には、こんな「理系体験」はいかが?

レゴで作る親子ロボット教室が人気

2015.10.10 SAT

格好いいパパに!オトコの子育て道場


取材した教室で作っていた「元気な応援団」ロボ。中央にモーターがあり、歯車を通して応援団の2匹(?)がクルクル回る。回転方向や効果音を自由にプログラムしていました
今年5月、文部科学省は全国の国立大学に対し、人文社会科学や教員養成の学部、大学院の規模縮小などを要請。つまり「文系ではなくて理系を強化していく」という方針を打ち出しました。

この“口出し”への賛否はさておき、理系分野は不況下でも就職に強いと言われているもの。子供の将来を考えれば、小さいうちから興味を持ってもらいたいと考える親も少なくないはず。

ということで、理系脳を育てるスポットを求め、今回訪れたのは神奈川県横浜市の「はまぎん こども宇宙科学館」。プラネタリウムが併設された科学館で、科学工作教室やスタッフによる実験の実演が1年中開催されています。

なかでも、レゴで作ったロボットをプログラミングして動かす「ロボット教室」は大人気。年間約160回開かれ、常に倍率3~4倍の人気なのだとか。取材したのは初心者向けの親子教室。10組20名の親子が参加し、お父さん率は半分以上。女の子の姿もありました。

「ロボット教室は今年で5年目になります。レゴで遊んだことがあるお子さんは多いので、プログラミングのことはわからなくても“レゴを動かしてみたい!”という気持ちで参加するお子さんが多いですね」(科学コミュニケーター・新沼洋さん)。

各親子の前にはノートPCが1台用意され、レゴで作られたロボットの土台がPCに接続されています。PCの画面上には、モーターや音符の絵が描かれたボックスの姿が。マウスでボックスを移動させ、順番につなぎあわせることで“モーターを右に10秒回転させた後に音を鳴らす”といったプログラミングができる仕組みです。プログラムと聞くと、画面にいっぱいに緑色の文字が…みたいなイメージがありますが、これならいつものブロック遊びの感覚で、プログラミングの最初の一歩を学べるわけです。

この日作ったのは「元気な応援団」ロボット。スタッフのお姉さんの解説を聞きながら、モーターの周りにレゴで歯車や手足をつけていきます。完成したプログラムを動かして、レゴの人形が右に左にクルクル回ると、子どもたちから歓声が上がりました。親子で自由にプログラミングできる時間もあり、「こうしたら?」「え~」とワイワイ相談する姿も。

「中級以上ではセンサーなどのパーツも増え、コース上を走らせたり、ロボット同士で相撲をしたりという教室もあります。宇宙科学館なので、宇宙エレベーターや惑星探検など宇宙に絡めたものも用意しています」と新沼さん。ロボットと宇宙の組み合わせなんて、ワクワクするラインナップ! 子供そっちのけで夢中になってしまうお父さんもいるそう。気持ちはまだまだ男の子なんですね。

ロボット教室は小学生以上が対象ですが、未就学児も参加可能な「科学工作教室」もあります。工作教室で作った作品は持ち帰ることができるそう。「子供が取っ付きやすい題材を入り口に、宇宙や科学に興味を持ってもらうのが狙いです。思い出として大事にしてもらい、宇宙や科学をより身近に感じてもらえば」(事業課長代理・弓削田(ゆげた)さん)

お父さんと一緒にプログラミングを楽しむなんて、ひと昔前は考えられないことでしたが、今はこんな教室もあるんですね。「理系」という言葉にすら苦手意識のあるお父さんも、子どもの頃はロボットに憧れていたはず。お子さんといっしょにチャレンジしてみてはいかが?
(井上マサキ)

■育て!子供の「理系脳」 第1回

  • 「はまぎん こども宇宙科学館」のロボット教室。10組20名の親子が参加。プログラムは初めて、というお父さんの姿も。スタッフが丁寧に教えてくれます

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