人間より優秀? 人工知能にとってかわられる可能性は

「自分の仕事AIが代替」半数以上

2016.02.01 MON

世論調査


ちなみに、アンケート結果を職種別にみると、〈自分がしている仕事が、人工知能(ロボット)にとってかわられる可能性はある?〉という問いに対し、営業職(24人)では37.5%(9人)が「あると思う」、62.5%(15人)が「ないと思う」と回答。一方、事務職(45人)では、73.3%(33人)が「あると思う」、26.7%(12人)が「ないと思う」と回答した。画像は人型ロボット「Pepper」のサイト ※画像はサイトのスクリーンショットです
グーグルの人工知能の研究グループが開発した囲碁ソフトが、初めてプロ棋士に勝利。急速に進歩する人工知能に注目が集まっている。また2045年には、人工知能の性能が人間の脳を上回る技術的転換点、「シンギュラリティ」を迎えるといわれている。

SF映画では「人間にかわって、ロボットが世界を支配する」「人間の仕事がなくなる」なんて未来が描かれることがある。そんなテンプレ的ロボット観のとおりになるかはともかく、実際に、様々なビジネスの分野で人工知能が活用されるようになってきているのは確か。

そこで、20~30代独身男性会社員200人に、人工知能と仕事の関わりについてアンケート調査を行った。(協力/アイリサーチ)

〈今後、人工知能が人間よりも仕事の成果を上げることは可能だと思う?〉
「可能だと思う」派 82.0%
「不可能だと思う」派 18.0%

ビジネスにおいては、人工知能が人間より成果を上げることは、もはや当然起こり得ると考えられているようだ。では、「自分の仕事が人工知能にとってかわられる可能性」については、どう考えられているだろう?

〈自分がしている仕事が、人工知能(ロボット)にとってかわられる可能性はある?〉
「あると思う」派 54.5%
「ないと思う」派 45.5%

かなり僅差だが、「あると思う」派がやや上回った。詳細なコメントは以下の通りだ。

●「あると思う」派の意見
「危険な作業が多いため」(22歳・機械系技術職)
「人間と違って、ロボットはケガもしないし老化もしないから」(24歳・医療系専門職)
「疲れないので生産性が上がる」(30歳・IT系技術職)
「ある程度までは代理される」(31歳・事務職)
「人間に近い行動ができるロボットがいるから」(34歳・販売職)
「技術は日進月歩だから」(36歳・販売職)
「ロボットのほうが知能が高くなるから人間よりも上位の存在になる」(36歳・販売職)
「あったらいいと思う」(38歳・機械系技術職)
「ほとんどの仕事は可能だと思う」(38歳・事務職)

●「ないと思う」派の意見
「経験がものをいう業界だから」(26歳・機械系技術職)
「営業は人対人のコミュニケーションが重要だと感じるから」(29歳・営業職)
「作られた仕事を行うのではなく、仕事を作る立場だから」(25歳・企画職)
「接客で感情を込めることはロボットにはできないから」(30歳・販売職)
「四角四面の対応ではできないから」(31歳・事務職)
「クリエイティブな仕事をしており、人間の発想が必要不可欠なので」(38歳・クリエイティブ職)
「私は家庭教師をしていますが、『どうすればやる気を引き出すことができるか』ということについてはプログラミングできないと思います」(38歳・教員、公務員)

「ないと思う」派の人たちの根拠としては、コミュニケーション力、発想力は人間が仕事として担うべき、という考えがあるようだ。

グーグルのほかにも、マイクロソフトやフェイスブックといったIT企業は、ディープラーニング(人間の脳をモデルに、人工知能に画像認識や音声認識を行わせ、学習させること)についての開発をこぞって行っており、また、そのようなプログラムをオープンソース化している。人工知能技術の進歩は避けられない流れといえるだろう。自らの“人間ならでは”の仕事の仕方を考えてみては?
(梵 将大)

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