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「SNSへの投稿写真」トラブル事例&対処法5選

2016.05.24 TUE


「場合によって、トラブルの被害者から慰謝料を請求される場合もありますが、一般的にはそれほど高額ではありません。数百万~数千万円など高すぎる額を提示された時は、一度弁護士などに相談した方がいいでしょう」(船越弁護士) 写真:aijiro / PIXTA(ピクスタ)
フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSの普及により、スマホで撮影した写真を不特定多数の人が見られる場所にアップする機会が増えた。その写真が人気になって拡散し、いい意味で注目を集めることもあるが、反対に炎上の原因になることも少なくない。では、もし自分がSNSに投稿した写真がきっかけでトラブルに発展してしまったら、どのように対処したらよいのだろうか…。

今回は、実際に起こりうるケースとその対処法を、弁護士法人戸田総合法律事務所の船越雄一弁護士に教えてもらった。

●ケース1 【第三者の写真を投稿し炎上した】

電車内で知らない人を撮影し、SNSにアップ。この投稿に対し、ほかのユーザーから「知らない人を勝手に撮影するなんてありえない!」という批判がやまず炎上。別のSNSや掲示板などでアカウントや実名を公表される被害に発展した。

〈対処法〉
「要因となった写真はすぐ削除すべきですが、他サイトで公表された情報は、騒ぎが収まってから運営元に削除請求する方がいいでしょう。渦中にいる時に削除すると、騒ぎが大きくなる可能性があります。そもそも見ず知らずの人を写した画像を、断りなく載せることは避けるべきです」(船越弁護士・以下同)

●ケース2 【自分の写真を第三者に悪用された】

SNSのアイコンなどにしている顔写真を、ほかのユーザーが無断転用し、偽アカウントを作成された。

〈対処法〉
「流用しているアカウントや投稿を見つけたら、SNSの運営元に削除請求しましょう。また、自撮り写真をアップする際は、注意すべきことが2つあります。まず、画像にGPS情報が付与されている場合は削除すること。念のため、写真を撮る際に位置情報を付与しない設定になっているか確認しておきましょう。そして、背景などで場所が特定されないように気をつけることです。過度にプライベート情報が漏れないよう、注意しましょう」

●ケース3 【過去のブログ写真が削除できない】

過去に友人のブログで掲載された自分の写真。当時は承諾したものの、月日が経って恥ずかしくなったため削除を依頼したが、友人がログインのためのID・パスワードを紛失してしまった。

〈対処法〉
「どうしても削除してほしい場合は、ブログの管理会社に写真が掲載されている記事の削除を請求しましょう。もちろん、ブログの管理者である友人に断ってからですよ」

●ケース4 【友人の写真を勝手にアップしてトラブルに】

友人と一緒に撮った写真を、承諾を得ずにSNSにアップ。投稿を見た友人が「恋人に内緒で来たから、すぐに削除してほしい」と激怒した。

〈対処法〉
「すぐに写真を削除し、相手に謝罪。直接会って謝るのがベストですが、距離が遠いなどすぐに会えない場合は電話で。SNS上での謝罪は誠意が感じられにくいので、オススメできません」

●ケース5 【SNSに公開した画像に第三者が写り込んでいた】

なんとなく撮影し、SNSにアップした画像に写り込んでいた第三者から「削除してほしい」と依頼が届いた。

〈対処法〉
「顔だけでなく家の表札や車のナンバーも、人によっては不快に感じるもの。自分を守る意味でも、投稿する前に他者のプライバシーにかかわるものが写り込んでいないか確認しましょう」

以上5ケースは、SNSを使用するうえで何気なくやってしまいがちな行動だ。一方で、「SNSの写真に関する相談は多いですが、裁判まで発展したケースはほとんどない」と船越弁護士は言う。

とはいえ、ネットが炎上した結果、個人情報が特定されることもあるため、トラブルになりそうなことは未然に防ぐに越したことはない。写真を投稿する前に、見ている人を不快にしないか、第三者に悪用されないか、チェックするクセをつけておこう。
(有竹亮介/verb)


記事提供/『R25スマホ情報局』

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