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井村屋(公式)「あずきバーをイジってたら偉い人が…」

2016.09.16 FRI


井村屋の看板商品と“中の人”。スマートな印象ながら、ユーモアセンスがあふれる雰囲気だ
Twitterの企業アカウントといえば、真面目でお堅いイメージ。しかし、なかには企業広報の型にはまらない個性的なつぶやきで、多くのフォロワーを獲得するツワモノも存在する。とりわけ自虐ネタとも取れるつぶやきで人気を獲得しているのが、菓子や食品の製造販売を手掛ける井村屋の公式アカウント「井村屋株式会社@( ・∀・)つ━[三)」だ。

看板商品のひとつ「あずきバー」の硬さをネタにしている一般ユーザーのツイートに、軽快なノリで乗っかることでも有名な同社アカウント。昨年、「伝統的なあずきバーの製法」として一般の人が日本刀を鍛錬している画像をツイートしたとき、「社外秘が漏れてしまった…」と反応したところ3万8000を超えるリツイートが殺到し、ネットを大いに沸かせた。

切れ味鋭い短文で話題をかっさらうセンスを持っている“中の人”とは、はたしてどんな人物なのか? 会いに行ってみた。

●得意分野は“乗っかり系リツイート”

井村屋の東京にある事務所で迎えてくれた“中の人”はオシャレな眼鏡が似合うビジネスマン。真面目な印象だが、言葉の節々からノリが良さそうな気配が漂っている。

――井村屋の公式アカウントは、あなたが立ち上げたのですか?

「はい、僕の思いつきがきっかけで2012年7月にスタートしました。弊社は、あずきバー以外にも100種類ほどの商品を販売しているのですが、全商品をCMに出すのは難しいので、日本全国の方に商品を伝える手段として利用したいと考えました。僕はウェブショップを担当していたので、社内で最もネットに親しんでいるだろうということで、ツイッターも4年以上ずっと担当しています」

――ユーザーとコミュニケーションを行うような運用は、はじめから想定していたのでしょうか?

「そうですね。最初から一般のユーザーさんとやり取りしようと決めていました。ちょうどその頃、『NHK_PR 』さんや『ロイヤルホスト 』さんといったアカウントが、人間味のあるツイートをしていることが話題になっていたので、『このやり方が僕たちには一番いいんじゃないか』ということでスタートしました」

――一般ユーザーとの絡みは、人間味があってクスッと笑えるようなものが多いですが、“つぶやきのセンス”はどうやって身につけたのでしょうか?

「もともと個人でTwitterをやっていたのですが、やはり空気を読むチカラを身につけるために、ネットで話題になっているツイートなどは参考にしていますね。僕は“乗っかり系”が得意なので、上手に乗っかっている企業さんのアカウントもチェック。あとは、漫才もチェックしたりしています。ちなみにお気に入りはナイツさんとサンドウィッチマンさんです(笑)」

●3万8000件の反響があった「社外秘漏えい事件」

――乗っかりの極め付きといえば、「井村屋社外秘漏えい事件」としてネットが盛り上がったリツイートですよね。

「ネットって“逆のこと”を言うと盛り上がる風潮があると思うんです。漫才のツッコミが発生するのと同じで、あり得ないことなのに“社外秘”って言ってみることで『そんなわけないじゃん!』って皆さんに反応してもらえるんじゃないかなと。ただ、あくまでもあずきバーが硬いことが浸透していたからこそ、活きる内容ではありましたね」

――このリツイートに関しては後日談もあるとか?

「じつは、投稿されていた『日本刀鍛錬実演』の写真を調べたところ、岐阜県・関市観光協会の画像だと判明したんです。そのため、謝罪をしたところ逆にありがたがっていただき、関市の市長と弊社の会長が面会することになりました。“あずきバー硬い→関市の刀鍛冶→固い絆”ということで、関市のふるさと納税の品としてあずきバーが採用されるなど、想像以上のことが起こって驚きました。Twitterの影響力の大きさが実感できた事例ですね」

ちなみに、9月23~25日の3日間、THE BROOKLYN CAFE テレビ塔店(愛知県名古屋市)で「関鍛冶CAFÉ&あずきBAR」が開催される。そこではあずきバーをアレンジした各種商品が提供されるそうだ。意外なツイートから繋がった絆は今も健在なのだ。

(末吉陽子/やじろべえ)【関連リンク】

●井村屋株式会社@( ・∀・)つ [三) (@IMURAYA_DM) | Twitter

https://twitter.com/imuraya_dm?lang=ja

●井村屋株式会社

https://www.imuraya.co.jp/

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