iPod人気に続け!

「5万円台で買えるMac」登場低価格路線の狙いは?

2005.02.17 THU

「Mac=割高」というイメージの払拭に向けてアップル・コンピュータが動き出した。同社史上最も安い、手のひらサイズの低価格PC「Mac mini(マックミニ)」(日本では1 月29日発売)を市場に投入。他社製品からの乗り換えも視野にいれつつ、マス・マーケットのシェア拡大に挑む。

価格は5万8590円(1.25GHz)と7万140円(1.42GHz)で、乗り換え、もしくは2台目にも手ごろ。少し大きめのお弁当箱程度の大きさだから、既存のパソコンのハードディスクの上にチョコンとのせて使うこともできる。モニタ、マウス、キーボードは別売だが、それぞれ手持ちの製品とつなげて使える。

「新規のコンピュータ購入者にも受け入れられる価格にして、『マックは高い』という先入観を徹底的にくつがえそうというのが狙いです」(アップルコンピュータ・プロダクトマーケティング部長の江川大輔さん)

PC市場で1桁台のシェアしかないアップル社にとっては、いまが千載一遇の商機。「曲をシャッフルする魅力」を打ち出してすでに累計1000万台を突破したミュージックプレーヤー「iPod」の爆発的ヒットが大きい。iPodで初めてアップル社を知ったという若者世代も多いという。iPodブームの波に乗りながら、廉価版PCを入り口として、忠実だが数の限られた「マック信者」以外にも裾野を広げていくというのが、同社が描くシナリオだ。

今回の取材で、Mac特有のソフトウェアで写真や音楽、動画コレクションの管理、編集などをデモンストレーションしてもらったが、同社が広めたいのは“お手ごろ価格のハコ”のみならず“中身”、つまり「あんなことも、こんなことも、こんなに洗練された表現力と操作性でできるんだよ」ということだと実感。実際に触ってみて、一般ユーザーにも魅惑的なソフトなのだということがよーくわかりました。

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