ヤフーが初の試み

指名手配のバナー広告登場。果たして「広告効果」のほどは?

2005.08.25 THU

「おい、小池!」。7月からインターネットの検索大手・ヤフーのサイト上の広告スペースにこんな乱暴な見出しのバナー広告があったの知ってます? 実は、この「小池」、とある事件で指名手配中の容疑者の名前。いきなり物騒な書き出しになったけど、広告を出したのは徳島県警。今から4年前、徳島県で親子2人が殺害された事件の容疑者の情報を求めるモノで、クリックすると徳島県警のホームページにとんで、容疑者の動画など詳細が見られる仕組み。

バナー広告はインターネットの普及と同時に新しい広告手段として認知され、04年にはインターネットの広告費はラジオを抜き、テレビ・新聞・雑誌に次ぐ大事な広告メディアに急成長した。そのバナー広告に「指名手配」までも登場するとは、ついにココまで来たか、というカンジだ。一体どんな経緯でこんな広告(?)が登場することになったのか。「容疑者の詳しい情報をホームページに掲載したのですが、反響があまりよくありませんでした。そんな中、捜査員が考えたのがバナー広告だったんです」(徳島県警)。ヤフーによれば、インターネットの広告を指名手配の容疑者の情報収集に活用するのは初の試みだとか。

「公共性の高さと、空きスペースの有効活用を考えて無償で提供することを決めました。今後は、今回の広告効果と実際に広告を見た利用者のリアクションを考えて、どんな協力ができるのかを検討するつもりです。」(ヤフー広報)。なんとも頼もしい回答だ。気になる反響は、徳島県警によればバナー広告を出す前、6月のアクセス数は667件、そして、広告を出した7月のアクセス数は約14万件!! ナント200倍! 「捜査員一同驚いてます」(徳島県警)。捜査員じゃなくても驚きました。今後、検索サイトの広告が指名手配だらけになったりして(笑)。とにかく早期の犯人逮捕を期待しつつ、やっぱり最後はボクからも一言言っておこうっと。「おい、小池!!」。

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