検索すると上位によく出てくる、あの

“へん”で有名なITベンチャー「はてな」ってどんな会社?

2006.03.23 THU

ネットで何かを検索していたら、誰でも一度は「はてな」にたどり着いたことがあるはず。そう、白地にブルーのシンプルなデザインのあのサイトだ。「はてな」を企画・運営する株式会社はてなは、わずか17名の社員で約37万人ものユーザーを抱えるウェブサービスの開発・運営会社である。つい最近、社長の近藤淳也氏が著書を出版した。タイトルは『「へんな会社」のつくり方』(翔泳社)。

出社したら皆、好きな場所に座る。会議は立ったままする。会議をネット上で公開している等々、はてなの職場はとにかく何か「へん」なのだ。

「ここではサービスを企画した人が、その開発も担当します。また、社員一人ひとりがブログをもち、そこですべての情報を共有する。そのため社内メールはゼロです。そして、売上高からソースコードに至るまで、すべての情報を社員全員に開示しています」(副社長の川崎裕一さん)

これら独自の社風については、各種メディアでよく取り上げられている。社長の本の「『へんな会社』で働く社員の告白」の章には「しかし、はてなの社内で働いていると、これらの手法は実際の重要性以上に注目されすぎているようにも感じます」とある。さらに「試行錯誤するなかで導入された模索のひとつに過ぎない」そうなのだ。

はてなという会社について、ウェブマガジン『ホットワイアード・ジャパン』編集長の江坂健氏はこう解説する。
「IT系では表面ばかり取りつくろう会社が多いなか、はてなはユーザーフレンドリーで実直。これは、近藤社長のキャラクターにつながる。彼は自分の体験から知識をつむぎ出し、誰かの真似をしたり権威の知識を借りたりしない。はてなは『へんな会社』と言われるが、私はインターネット以後のコミュニケーション社会の『まっとうな会社』だと思っています」

あなたはその「実直」さを「へん」と思いますか? 実は「へん」なのは同社じゃなくて、世の中のほうなのかも!?

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