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ロングテールってなんのしっぽ?

2006.04.27 THU

ビジネスの場で最近話題の「ロングテール」って言葉をご存じだろうか? ロングテールとは、その名の通り、長いしっぽのような状態のこと。いったい何がそんなに長いのか気になるが、その話の前に「パレートの法則」について知っておこう。

「パレートの法則」とは、イタリアの経済学者パレートが発見した所得分配の経験則のこと。具体的には“全体の2割程度の高額所得者が社会全体の所得の約8割を占める”というものだ。この法則は様々なところで利用されており、例えばビジネスにおいては、「企業の利益の80%は、20%のヒット商品が生み出す」とされてきた。

さてロングテールだが「パレートの法則」をグラフ化すると反比例のグラフのような形になる。グラフはまさに、しっぽのような形、つまりロングテールになるのだ。そしてこのロングテール部分こそビジネスの常識だったパレートの法則を覆すという。

「いまやモノの売れ方は、従来のビジネスモデルから変化してきています。ロングテールを理解すれば、かつては利益を出すことができなかったニッチな商品、小口の顧客でも、利益を出すことができるようになるでしょう」(『80対20の法則を覆すロングテールの法則』の著者、菅谷義博さん)

ロングテールを実践している企業は、例えばアマゾン・コム。実に利益の半分以上がロングテール部分で占められているという。この逆転現象はwebの進化によるもの。メールなどにより顧客への情報送信のコストを抑え、さらにweb上ならば、商品を陳列するスペースはほぼ無限。この環境が新しいビジネスモデルを可能にした。

「日本の市場は成熟し、消費者のニーズが細分化したことで大ヒット商品が生まれにくくなりました。これからはロングテール戦略が主流になるでしょう」(同氏)

まさに「塵も積もれば山となる」である。今や欠かせなくなったwebビジネスを考えるうえでも、知っておきたいコトバですね。

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