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ウィキペディアの記事ってどうして“荒らされ”ないの?

2006.05.18 THU

顔も見知らぬ他人同士が、各自勝手にやっていることの寄せ集め…。なんて書き方をしちゃうと、実にいい加減で怪しいモノにしか思えませんよね? でも近ごろじゃ、アナタもそんな 勝手の寄せ集め のお世話になってることが、結構あるんですよ。

たとえば、パソコンに音楽CDを入れた際、iTunesなどの再生ソフトに表示される、アルバム名や楽曲の情報。あれって実は、レコード会社から提供されているわけではなく、同じCDを買った、どこかの誰かが 勝手に 入力したもの。つまり、僕らは知らず知らずのうちに、ネット上の一般ユーザーから寄せられたデータの集合体(CDDBが代表的)を、利用させてもらっていた、というわけなんですな。

同様の例として、最近話題となっているのが、ネット上の百科事典「ウィキペディア」。その中に収められている、20万項目以上(日本語版)の記事もすべて、有志が“勝手に”執筆し、編集を繰り返しているもの。なるほど、ネットの力ってすごいんだなぁ、と思う一方で…。やはり、気になってくるのが、“勝手に”書かれている記事の精度。誰でも自由に参加できるってことは、やはり間違いや、嘘の記事もかなりあるのではないんでしょうかね?

「確かに、現在でも間違った記事や、嘘の記事を投稿する人の数は少なくありません。しかしそれ以上に、間違いや嘘を指摘してくれる参加者の数が増えているため、全体的な比率としては良い記事が多くなっていると思います。CDDBの場合もそうだと思うんですが、有益で意義のあるプロジェクトとして認知されることにより、利用者の間で自然と、その場を良い状態に保ちたいという意識が芽生えていくのではないでしょうか」(ウィキペディア日本語版管理者のひとり、今泉誠さん)

確かに公衆トイレでも、きれいに掃除されている場所なら、自然と行儀良く使ってしまうもの。良いモノには良い人々が集う、ってことなんだなぁ。

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