総務省がシステムを開発!

ネット上の「ウソ発見器」って本当に可能なの?

2006.09.28 THU

インターネットにより一瞬で情報を得られるようになった現代。でも、ネットの情報は玉石混淆。なかには眉唾ものの情報もある。真偽の判断は自分次第なんだけど、なにを基準に信じたらいいものやら…。そんなお悩みの解決に総務省が乗り出した。来年度から、ネット情報の信憑性を検証するシステムの開発を始めるのだ。でもいったい、どんなシステムなの?

例えば“明日、富士山が大爆発!”という情報があったとする。するとそのシステムは、ニュースの文章を読解し、文脈を理解し、似たキーワードの情報が書かれているサイトを検索し、比較する。そして最終的に“このニュースは正しい”と書かれたサイトと、“間違っている”と書かれたサイトの割合を出し、「デマ率」を計測するのだそうだ。政府系や新聞、企業サイトは信頼性に重きを置き、個人ブログなどは信頼性が低く計算されるらしい。でも、そもそもコンピュータに文章の読解なんてできるものなの?

「基礎となる技術はもうすでにあるんですよ。自動要約ソフトや翻訳ソフトなんかは、文章の意味を理解していないとできないシステムですからね」(総務省・渡辺氏)

コンピュータの中に、辞書と文法書が入っていると考えればわかりやすい。例えばパソコンソフトのワードで、“きしゃがきしゃできしゃした”と打ってみる。すると一発で“記者が汽車で帰社した”と変換されるはず。文脈を判断し、品詞を理解して、文節の区切りを見極めて変換するのだ。

このような説明を聞くと、「なんとなくできるっぽい」と思えてくるから不思議。総務省は来年度、3億円を投じ、その後予算を年々増やしていく予定。そして2010年を目標に言語データを集積し、読解システムの開発を進めていくんだとか。…とはいえ、これは過去の天気図をもとに分析を行う天気予報のようなもの。100%信頼できるかというと疑問も残る。参考程度にしておくべきかも。

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