まだポケベルは鳴っていた!!

最大手撤退後も注目される「ポケベル」人気の秘密とは?

2007.05.17 THU

「14106」という数字の列に、思わず胸ときめいてしまった読者も、まだいるのでは?

そう。これって、80年代後半~90年代初頭に若者たちを夢中にした、いわゆる“ベル文字”。携帯電話が、まだまだ高価な大人の持ち物だった時代。若者は限られた桁数の数字くらいしか使えない「ポケベル」で、暗号めいたやり取りを楽しんでいたのだが…。そのポケベルが現在、どうなっているのかを知ってる人っているだろうか?

今年3月末。業界最大手だったNTTドコモが、ポケベル(クイックキャスト)サービスの終了を発表。このニュースを知り、ついにポケベルが姿を消した、と早とちりした人も多いはず。ところが、どっこい!

「いわゆるポケベルは、今でもしっかり現役。我が社が提供する『マジックメール』サービスは、現在も15万人近い契約者を抱えています。この3月には新機種や新料金プランも登場しているんですよ」(株式会社YOZAN IR/PR部・小此木氏)

とのことなのである。しかも!! 今なおポケベルが愛用され続けているのには、ちゃんとした理由があったのだ。

「ポケベルが利用する電波帯は、大容量の通信には不向きなものの、強い出力を許可されているため携帯電話よりも確実に“届く”んです。またその仕組み上、携帯電話のように常時電波を飛ばす必要がないため電池の持ちも良く、周辺の電子機器に影響を与える心配が少ないほかに、多数の人へ素早く同時にメッセージを送れるといった優位性もあります」(小此木氏)

そのため、携帯電話が使えない、届きにくい場所で働く医療関係者や企業での需要があるほか、最近では自治体の非常通信網として注目されているという。ちなみに現在、ポケベルが利用できるのは一部を除く首都圏と沖縄のみ。しかしドコモの撤退により、今後はエリアを拡げる可能性もあるとのこと。過去のものと思っていたポケベルが、こんな形で復活するかもなんて、ちょっと面白い話だね。


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