著作権違反で懲役10年+罰金3億円!?

日本は25%で世界3位に!違法コピー率低下のワケは?

2007.06.21 THU

世界80カ所以上の国や地域でビジネスソフトウェアの知的財産保護などを行う非営利団体BSA(ビジネスソフトウェアアライアンス)によると、日本国内における06年のソフトウェアの違法コピー率は25%。これは世界3位の低さだという。しかも、違法コピー率は年々減少傾向にあるそうだ。

おお、日本なかなか優秀じゃん! でも、なぜ違法コピー率が下がったのか? 大手ソフトメーカー数社に電話で聞いてみたが、技術的な対策は社外秘とのこと。

「違法コピーを防ぐ技術は以前から進歩しているのですが、それと並行するかのように破る技術も進歩しています。最近は、たとえばPC乗り換えなどの利便性を考えて、あえてコピーガードを使用しないケースもありますね」というのは、BSA日本担当顧問の石原修弁護士。違法コピー率低下の背景には、著作権法の整備や、ユーザーのモラル向上などもあるそうだ。

そもそも、旧来の著作権法では個人・法人問わず、3年以下の懲役または300万円以下の罰金だった。しかし、平成15年以降は徐々に厳罰化され、現在は5年以下の懲役と500万円以下(法人は1億5000万円以下)の罰金が科せられる。

「懲役と罰金の両方は重いですね。しかも、今年7月の著作権法改正では、10年以下の懲役と1000万円以下(法人は3億円以下)に強化。また、内部告発者を保護する法律もできます」(石原弁護士)。

そもそも、著作権法ではコピーした張本人だけではなく、会社もその責任を追及される。社内の違法コピーを厳しくチェックする企業が増えるのも納得だ。

違法コピーに対する日本人のモラルは意外と高いんですね~なんて感心していたら、石原弁護士に一蹴されてしまった。

「確かに誇らしい数値ですが、25%ですよ。4分の1が違法です。4人に1人が犯罪者だったら、怖くて外歩けないでしょ?」

違法コピーがなくなる日なんて、夢のまた夢なのだろうか。


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