個人情報自衛のヒントに…

IPアドレスからどこまで僕らの情報が読み取れる!?

2007.10.05 FRI


アクセスしただけで、どれだけの情報が伝わるかをチェックできるサイトもある。 ※画像は「診断くん」(http://taruo.net/e/)より
たとえばエッチなサイトにアクセスしたとき、ページを開いただけで突然、「契約手続き完了」の表示が現われ、入会金の振り込みを強要されたような経験はないだろうか!? しかも、住んでいる地域や契約プロバイダーなどが提示され、こちらの個人情報はすでにしっかり把握されている模様。これは大変…と、慌てて入会金を支払ってしまえば、典型的なワンクリック詐欺の完成なのだ。

パソコン初心者なら、アクセスした瞬間に「○○県の××社からアクセスしてるそこのアナタ!」などと画面上から指摘されれば、ドキッとしてしまうのでは? ワンクリック詐欺は、そうした心理に巧妙に付け込んだものだ。しかしそもそも、アクセスしただけで個人名や住所が漏れ出すことなどまずあり得ない。ワンクリック詐欺のカラクリは、あなたのIPアドレスにある。

僕らが使用しているインターネット環境下のパソコンには、1台1台に識別番号のようなものが割り振られている。「111.222.33.456」などという、4ブロックの数字に見覚えある人もいるだろう。これがIPアドレスと呼ばれるものだ。いわば、広大なインターネットの世界の中における、個々のパソコンの所在地を示す住所のようなもの。

インターネットにつなぐと、接続先の端末はこちらのIPアドレスから、接続環境の概略を調べることが可能なのだ。たとえば、契約プロバイダーや接続場所の大まかなエリア。勤務先から接続していたなら、接続環境によっては会社名くらいは特定できることもある。最近ではこうした特性を利用して、IPアドレスから住所を割り出し、アクセスするだけで所在地の地図を表示してくれるサービスも登場している。しかし、氏名や住所、メールアドレスなどの個人情報は、プロバイダーやシステム管理者から流出しない限り、IPアドレスから相手側に伝わることがないので、詐欺の脅しにはだまされないようにしたい。

ちなみに、ページにアクセスすることで相手に伝わる情報はIPアドレスだけではない。「確認くん」(リンク参照)を使うと、ブラウザの種類やリンク元情報をはじめ、思わぬ情報が伝わっているのがわかる。いずれも個人を特定するものではないが、ちょっと驚きだ。

最近ではアクセス解析機能のついたブログサービスも珍しくない。アクセスログからIPアドレスを調べれば、自分のブログを見ている人がどこからたどってきたどんな地域のユーザーなのかを知ることだってできる。

大多数のユーザーにとっては、IPアドレスに触れる機会などそうないだろうが、自身がさらしている情報の内容くらいは、知っておいて損はないのでは!?

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