ソフトに仕込まれた裏技

開発者たちの遊びゴコロ「イースターエッグ」とは?

2007.10.12 FRI


最新版の「Google Earth」に隠されているフライトシミュレーター機能は、かなり本格的に大空を飛べる。「Ctrl」+「Alt」+「A」キーを同時に押すことで呼び出せる
子供のころに熱中したファミコンのゲームには、大体「裏ワザ」があったなあ。最強装備でゲーム開始できるコマンドやら、カメを踏みまくって無限1UPさせるテクやら…。ウソかホント分からない裏技の噂がまことしやかに流れて、その真偽を確かめるのも楽しかったっけ。

さて、ところ変わってパソコンの世界では、開発者がソフトのなかにちょっとした“隠しプログラム”を仕込む文化がある。正規のマニュアルにはない操作をすることで、例えば開発者からユーザーへのメッセージが表示されたり、仕事の息抜きにぴったりのミニゲームで遊べたり、などなど。

こうした小さなプログラムは「イースターエッグ」と呼ばれ、プログラマーたちのユーモアや遊び心の発露として、マニアの間で親しまれてきた。その語源は、キリスト教の伝統行事であるイースター(復活祭)において、キレイな装飾を施した“ゆで卵”を家の中に隠し、それを子供に捜させるという習慣から来ている。

これまでに有名になったイースターエッグといえば、「Excel2000」に隠されていた機関銃をぶっ放せるカーチェイスゲームや、「Word97」に仕込まれていた本格的なピンボールゲームなどが定番だったが、近年のマイクロソフト製のソフトは開発段階でのセキュリティー管理が厳しくなり、イースターエッグを潜ませられなくなってしまったんだとか。ちょっぴり残念な話だ。

ここ最近で発見されたイースターエッグの中では、Google製の3D地球探索ブラウザー「Google Earth」に仕込まれている“フライトシミュレーター”が話題になっている。世界各地の実在する空港から、自ら戦闘機を操縦して大空を自由に飛びまわれるというもので、かなりクオリティが高い。下手な操縦では乗り物酔いすること請け合いの迫力だ。

そのほかにも、Googleは様々なソフトやサービスのなかにイースターエッグ的なユーモアを潜ませている。例えば、ウェブ検索ページの表示言語の設定に「クリンゴン語」(「スタートレック」シリーズに登場する異星人の言語)が何気なく紛れ込んでいたり、シンプルな電卓機能のなかに「人生、宇宙、すべての答え」が隠されていたり…(検索するだけでOK。試してみよう!)。

MacOSやPhotoshopシリーズなど、イースターエッグが仕込まれていることで有名なソフトはいろいろある。ファミコンの裏技を必死に探したあのころの気持ちを思い出しつつ、手持ちのソフトに隠されたイースターエッグを見つけてみるのもいいかも?

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