割り切ればとってもお得!

正規品よりすごく安いけど…PCパーツの“バルク品”て何?

2008.04.18 FRI


筆者がパソコンの適合チェックを誤りまして、間違って購入したバルクメモリ。そもそも、バルク品に起因するパソコンの故障は本体保証の対象外。すべて自己責任、それがバルク品なのです 撮影/熊林組
少し古くなってきた我がパソコン。オンラインゲームや動画を今より快適に楽しむには、メモリをたくさん積まないとダメらしい。そこで、ネット通販なんかで自分のパソコンに適合したメモリを検索するのですが、聞いたことのあるようなメーカー名に紛れて、「バルク品」というやたら激安のPCパーツがあることに気が付きます。

メモリだけではなく、CPUやハードディスク、光学ドライブなどほぼPCパーツ全般に存在している「バルク品」。これはいったい何なのか? AKIBA PC Hotline!編集部の鈴木光太郎さんにうかがいました。

「ここでいうバルク品とは、パッケージやマニュアル、メーカー保証などが省かれ、商品単体で売られているPCパーツのことです。何も付いていない分、とにかく値段が安いんです。ちなみに通常の正規品をリテール品と呼びます」

激安のバルク品ですけどメーカー保証が付いていないってことは、それだけ品質に自信がないってことなんでしょうか?

「いえいえ。そもそもバルク品というのは、パソコンメーカー向けに部品として出荷されているもので、製造元もリテール品と同じところがほとんどです。だから、バルク品でも、基本的な品質に問題があることはまずありません。ただし、リテール品、特に有力メーカーの製品は、パソコンメーカーのような厳密な設計・検証作業をしなくても問題なく使えるよう、余裕を持った設計で作られますので、バルク品よりもトラブルが起きにくい、という面があります。リテール品とまったく同じものをバルク品として出荷するメーカーもあるので一概には言えませんが、まずはメーカー保証とサポート、次に設計の余裕度の違い、と思ってもらえばいいかと思います」

余裕度?

「余裕度というのもわかりにくいかと思いますが、例えばより高い温度になっても安定して動くとか、無駄に電力を消費しないとか、部品そのものの寿命が長い、というイメージでとらえてもらえばいいでしょう」

なるほど。じゃあ、後はメーカー保証が必要か不要かで、決めればいいってことなんですね。

「リテール品なみのメーカー保証やサポートを受けられないのと、余裕度の低さからいわゆる相性問題(動くはずの組み合わせなのに、なぜか動かない)が出やすい傾向があるので、その点は注意したほうがいいですね。だいたいのPCパーツショップでは購入後1~3週間程度の初期不良交換に応じていますし、相性問題が発生したら、別の同等品に交換できるといった有償サービスを行なっているショップもあります。こうしたサービスを前提にすればバルク品の弱点を補えるので、とことん安くあげたいならバルク品を買って損はないですね」

今のパソコンスペックに不満はあるなら、とりあえずバルク品を賢く利用してみるのもいいかもしれませんね。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト